ビジネスに特化した世界最大のプロフェッショナルネットワークであるLinkedInは、仕事に関する意識調査を実施。日本では調査対象となった就労者の62% ※1が自分の現在の仕事に高い自信を持っていることがわかった。

調査概要:
2022年12月7日から同12日にかけて、調査実施国(アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、インド、シンガポール、オランダ、ブラジル、オーストラリア、メキシコ、アイルランド、スペイン、イタリア、日本、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、スウェーデンの17か国)の18歳以上の就労者計22,985人を対象にオンラインアンケート調査(第三者調査機関Censuswideに委託。Censuswide は、ESOMAR の原則を遵守しており Market Research Societyの会員を雇用しています)を実施。日本では計1,026人を対象に実施。
※小数点第二位を四捨五入しているため、合計が 100%にならない場合がある(LinkedIn調べ)

新型コロナウイルスの感染拡大以降、就労者の多くが環境の変化へのレジリエンス(耐性)を培い、キャリアアップのために新しいスキルを身につけることに投資してきた。LinkedInのデータによると、世界中でLinkedInのプロフィールにスキルを新たに追加したメンバー(会員)は前年比で43%増加し、過去12ヶ月で新たに追加されたスキルの総数は3億6,500万に上る。

現在の仕事に「満足」。一方で今の会社や仕事に対する懸念も

「今の仕事にどの程度満足しているか?」という質問に対し、「満足している」と回答した人は46%※2で、「満足していない」と回答した27%※3を上回りました。また、半数を超える人(53%※4)が自分の仕事に全力で取り組んでいると回答した。

今の雇用主や仕事に関して持っている懸念を聞いたところ、「無し」(39%)が最も多かった一方で、「求められる水準以上の仕事をしても、気付いてもらえないような気がする」(21%)、「今の仕事ではキャリアップの機会が限られていると感じる」(19%)、「疲弊して何もやる気が起きなくなった」(14%)が上位となった。これらの回答から、現状の仕事にある程度満足しつつも、評価やキャリアアップに関して懸念を抱いている人が多いことが伺える。

賃金を上げるためには「転職」と「スキルアップ」が鍵!? 専門的な知識やスキルの向上が課題に

また、「日本では長い間、賃金が上がっていないと言われている中、自身にとっての解決策は?」という質問に対しては、「近い将来、転職する」(20%)に続いて「自分のスキルを高めて、今の会社で昇給を受ける」(16%)が多く挙がった。このほか「転職やキャリアアップに際し、抱えている課題」について聞いたところ、「専門分野」と答えた人が35%に上り、「言語スキル」(17%)が続いた。

※1 「非常に自信がある」「やや自信がある」の合計
※2 「とても満足している」「やや満足している」の合計
※3 「あまり満足していない」「まったく満足していない」の合計
※4 「とてもよく当てはまる」「当てはまる」の合計

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000066809.html