DCCツールの歴史を振り返り、現在の制作技術を見つめ直す
C&R Creative Studiosのゲーム部門に所属するTECHNICAL ART TEAMは、2026年5月28日(木)にテクニカルアーティスト(TA)やゲーム開発・CG開発に関わるクリエイターを対象とした技術イベント「TA Night」を開催します。
1980年代後半、デジタルコンテンツ制作の世界では数多くの3D制作ツールが誕生しました。ワークステーションの進化やコンピュータグラフィックス研究の発展とともに、3Dグラフィックス制作を支えるソフトウェアが次々と登場し、それぞれが独自の思想や技術を背景に発展してきました。こうしたツールの進化は、現在のCG制作やゲーム開発、映像制作、アニメーション制作など、幅広いデジタルコンテンツ制作の基盤となっています。
現在、私たちが日常的に使用しているDCC(Digital Content Creation)ツールや制作ワークフローの多くは、このような歴史の中で生まれた技術や概念を引き継いでいます。しかし制作現場では、ツールやファイルフォーマットを「使うこと」が中心となり、その誕生背景や設計思想、技術的な意味合いまで意識する機会は必ずしも多くありません。ツールの歴史や背景を理解することは、現在の制作環境をより深く理解することにつながります。
本イベントでは、1980年代後半から登場してきた3D制作ツールの成り立ちや特徴を振り返りながら、現代のデジタルコンテンツ制作へと続く技術的な流れを紐解いていきます。当時の制作環境やツールの設計思想、そしてそれらがどのように現在の制作パイプラインやワークフローへとつながっているのかを、具体的な事例を交えながら紹介します。
例えば、現在ゲーム開発や映像制作の現場で広く利用されているファイルフォーマット「FBX」。多くの制作現場で当たり前のように使用されているこのフォーマットですが、もともとはMotionBuilderの標準ファイルフォーマットとして利用されていたことをご存じでしょうか。また、「FBX」という名称自体が「Film Box」の略であるという背景も、意外と知られていない事実の一つです。このように、現在の制作現場で広く使われているツールや技術にも、それぞれ誕生の背景や開発思想が存在しています。
長年この業界に携わってきた方にとっては、当時のツールや技術を振り返りながら懐かしい記憶をたどる機会となるでしょう。一方で、若い世代の開発者やクリエイターにとっては、現在の制作環境がどのような歴史の積み重ねの上に成り立っているのかを知ることができる、学びの機会にもなるはずです。
デジタルコンテンツ制作ツールの歴史を振り返りながら、現在の制作環境を見つめ直し、これからの制作技術の可能性について考える機会として、ぜひご参加ください。
本イベントで扱うトピック
DCCツールの歴史や技術背景をテーマに、具体的な事例を交えながら紹介します。
主なトピック例
・FBX、OBJ、DXF といったファイルフォーマットの出所
・3D制作ツールのバックボーン
・デジタルコンテンツ制作ツールの進化
・現在の制作ワークフローへつながる技術的な意味合い
・3D開発者及び技術者としての幅広い見地
※内容は変更となる場合があります。
関連リンク
TAチーム 総合ページ
https://crdg.jp/games/development/ta/
TAチーム 技術ブログ
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開催概要
| 開催日時 |
2026年05月28日(木)19:00〜21:00 |
|---|---|
| スケジュール |
18:30~ 会場 19:00~ C&R社ご挨拶 19:10~ 講義スタート 20:10~ 懇親会スタート 21:00 終了 |
| 開催形式 | リアル開催 |
| 会場名 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社 MSC御成門ビル 12階 |
| 開催場所 |
〒105-0003 東京都港区西新橋3丁目20番1号 MSC御成門ビル 地図はこちら |
| 登壇者 |
岡本 鯉太郎氏
株式会社ヘキサドライブ 人材開発室 TA課 東京スタジオ テクニカルアーティスト |
| 参加対象者 | ・テクニカルアーティストの方 ・3Dデザイナー/3Dモデラー/アニメーターの方 ・ゲーム開発/CG開発に長年関わりのある方 ・デジタルコンテンツ制作業界に入りたての新人や若手の方 ・テクニカルアーティストやゲーム開発・CG開発に興味のある学生の方 ・テクニカルアーティストのキャリアや組織づくりに関心のある方 |
| 参加費 | 2000円 |
| 定員 | 100名 |
| 持ち物 | 一般:名刺2枚 学生:学生証 ■参加費 一般 :2,000円 学生 :1,000円(学生証の提示が必要です) 講演内容を記録したい方は筆記用具をご持参ください。 |
| 主催 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社 |
| 応募締め切り | 2026年05月21日(木) 23:59 |
登壇者
人材開発室 TA課 東京スタジオ テクニカルアーティスト
岡本 鯉太郎氏
ゲーム業界歴35年以上の株式会社ヘキサドライブ 開発部 東京スタジオのテクニカルアーティスト。アニメーションを得意とする、いわゆるモーションTAであると同時に、エフェクトやシェーダー開発も行い、特にToonShader系には長年の関わりがある。PythonスクリプティングによるMayaのツール開発では、UsersNotesというサイトでその開発工程を含めて公開しているものがある。

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