見やすいWebページを構築したり、その企画やデザイン、コーディングを行ったりするWebデザイナーの仕事は、人気のある職業です。ハローワークから申込ができる職業訓練校に、このWebデザイナーになるための知識やスキルを学べる講座があるのをご存じでしょうか?

今回は、職業訓練校で学ぶ際のメリットや注意点などを解説します。

ハローワークで申込できる職業訓練校とは

職業訓練校は、失業中・求職中の人が新たな仕事に就けるようにさまざまな訓練を通じて就職をサポートする場です。国や自治体が中心になって運営をしています。東京や大阪などの大都市はもちろん、地方の自治体などでも受講でき、厚生労働省の「平成28年度公共職業訓練実績」によれば、250,493人が職業訓練のサービスを受講しています。

職業訓練校にはさまざまなコースが設けられており、その中にはWebデザインを学べるコースもあります(コースの名称は教室ごとに異なりますが、「Webデザインコース」などの名称が付けられています)。

職業訓練校で学ぶメリットとは?

職業訓練で学ぶメリットについて紹介します。

無料で講習を受けられる(補助金を受けられるケースもある)

職業訓練は専門のプロの講座が受講できるにもかかわらず、費用は無料です(※1)。また、失業保険の受給に関しても、以下のメリットがあります。
(※1)だたしテキスト代がかかります。

  • 自己都合の退職の場合、通常3ヶ月の給付制限が設けられるが職業訓練校で学べばすぐに受給できる
  • 訓練期間の終了まで、失業保険の受給期間が延長される場合がある

さらに、受講手当(日額最大500円×40日間分)、通所手当(交通機関の定期代金の月額など)が支払われます。それぞれ、条件を満たす必要がありますが、失業者にとって受講中の生活のサポートが得られるのは非常に大きなポイントです。

集中してWebデザインの学習に取り組むことができ、就職活動やポートフォリオの制作にも時間がかけられる

Webデザイナーとして就職する際には、ポートフォリオ(制作作品集)の提出がほぼ必須になります。職業訓練校では、ポートフォリオ制作の時間がカリキュラムに設けられているため、ポートフォリオ制作に時間をかけることができます。

また、転職活動の時間がカリキュラムに含まれていることや、転職活動によって授業を休むことが認められているため(※2)、転職活動と学習の両立がしやすいというメリットもあります。
(※2)授業を遅刻、早退する場合、出席率としてはマイナスにカウントされ、出席率が80%ないと、除籍処分になる場合がありますので注意が必要です。

割引価格でAdobeソフトが購入できる場合がある

Adobeソフト(Photoshopやillustratorなど)は、Webデザインの仕事をする上では必須のソフトです。職業訓練校に通っている場合、こうしたソフトを割引料金で安く購入できる場合があります(※3)
(※3)在校中に東京都に職業訓練校を通じて在校証明を発行することが可能です。購入はあくまで個人の責任となります。

わからない箇所を先生に質問できる

Webデザインに限りませんが、独学の最大のデメリットは困ったときやわからないときに気軽に質問できる相手がいないことです。職業訓練校に通えば、すぐに先生に見てもらって教えてもらうことができるため、学習効率が飛躍的にアップします。また、「学習に躓いて先に進めない」といったリスクも軽減できます。

職業訓練校からWebデザイナーを目指す際の注意点とは

続いて、職業訓練校からWebデザイナーを目指す際の注意点について紹介します。

Webデザイナーとしての就職が約束されているわけではない

職業訓練校では、Webデザイナーの学習を効果的に進めることはできますが、Webデザイナーとしての就職が約束されているわけではありません。学習意欲を高く持って通わなければ、Webデザイナーとして就職することは難しく、実用性のあるスキルを身に付けるのも困難です。

職業訓練校に通う全ての人が高い学習意欲をもっているとは限りませんので、周囲に流されないようにモチベーションを高く保つことが重要です。

未経験OKなWebデザイナーの求人案件もあるものの狭き門であることが多い

Webデザイナーの求人案件の中には、「未経験OK」をうたっている求人もあります。しかし、こうした案件には人気が集まりやすく、経験者でもこれらの募集に応募してくるケースはあります。未経験からのWebデザイナーへの応募は、狭き門であることを認識しておいたほうが良いでしょう。

週に5日間拘束される

集中してしっかり学習できることはメリットでもありますが、その分拘束時間は長くなってしまいます。職業訓練の内容に満足している場合にはデメリットにはなりませんが、Webデザイナーの他にやりたい仕事がある場合や、再就職の意思が低い場合などには、デメリットに感じられることもあるでしょう。

職業訓練校からWebデザイナーを目指すにはどんなことを努力すればいいの?

職業訓練校からWebデザイナーを目指すには、どんなことを努力すれば良いのでしょうか?上述の通り、未経験からのWebデザイナーへの就職は狭き門であることに違いはありません。
大きなポイントとしては、Webデザイナーになるためには、スキルの習得が何よりも求められます(学歴や職歴以上に、どのようなスキルを持っているかが重視される職種です)。

その点を踏まえて、以下のポイントに気をつけると良いでしょう。

  • Webデザイナーになるという熱意を強く持ち、モチベーションを常に高く保つこと
  • 面接の際に熱意をアピールすること(未経験の場合は、熱意ややる気も非常に重要なので、面接時にしっかりそれらを伝えることも大切)
  • 職業訓練校の学習だけではなく、独学でもスキルアップに努める
  • わからない部分は先生に積極的に質問する
  • Webデザイナーのアルバイトや派遣の案件に積極的に応募する(社員登用のある求人案件や、正社員ではなくても実務経験が積める案件であれば、将来的にWebデザイナーとして働くチャンスを広げられる)
  • 未経験から登録できる人材紹介会社を活用する(人材紹介会社の中には未経験でも登録可能な企業があり、登録しておくことで就職の可能性を広げられる)

クリーク・アンド・リバー社でも職業訓練を実施しています

クリーク・アンド・リバーでは、東京都から委託を受けてWebサイト制作やECショップ運営などの職業訓練を実施しています。3ヶ月または6ヶ月のコースで、就職に必要なスキルを身に付けることができます。

募集期間や講座内容の詳細は以下のページで随時更新しています。

令和元年9月5日開講コース:求職者支援訓練 お申込み受付中!

『キャリアカウンセラー養成科』
https://www.c-place.ne.jp/pec/html/jt_kk.html

『ショップマネジメント(五輪)科』
https://www.c-place.ne.jp/pec/html/jt_kf.html

まとめ

職業訓練校のWebデザインに関するコースでは、失業保険や補助金のサポートを受けながら、一定期間Webデザイナーになるためのスキルの習得やポートフォリオの制作などに集中することができます。しかし、未経験からWebデザイナーに就職するのは狭き門であり、職業訓練校に通ったからといってWebデザイナーとして就職できるとは限りません。

Webデザイナーとして就職するには、熱意を強く持つこと、アルバイトや派遣の仕事からでもまずはスタートすること、独学でスキルアップを目指すなど、さまざまな方向から就職の可能性を高める努力をすることが重要です。

さらに、未経験から登録が可能な人材紹介会社に登録したりすることにより、Webデザイナーになるための可能性を高めることができます。

クリーク・アンド・リバーの就業支援サービスでは、エージェントが個別のキャリア相談やお仕事の紹介を行っています。ぜひご活用ください。