「NFTアートでクリエイターが儲かるって本当?」
「仮想通貨やブロックチェーンってよくわからない…」
「すごくわかりやすい説明が聞きたい」
こういった疑問をおもちの方は多いのではないでしょうか?

この記事では

  • 仮想通貨の基本
  • ブロックチェーンの基本
  • NFTの基本

をわかりやすく解説していきます。

おねんね氏
おねんね氏NFTコラムニスト、NFTクリエイター
2021年10月からNFTに参入し、初月から売り上げを出し、NFTの入門書「NFTアート最初の一枚を売る方法」「NFTアート素人でも月10万円稼ぐ方法」などを執筆。
絵の素人ながらNFT関連で月に10万円以上の利益を出している。
TwitterスペースでNFTについてアドバイスを行うなど、アドバイザーとしても活躍中。

こんにちは、「NFTアート最初の一枚を売る方法」「NFTアート素人でも月10万円稼ぐ方法」などの著者・おねんね(@onennenft)です。
わたし自身、個人のNFTアーティストとして作品を作っていて、NFT関連で月10万円ほど稼いでいます。

NFTアートは一点3,000万円ほどで販売されるものもあります。
全体として、売れているNFTは普通のJPEGを販売するよりも単価が高く、絵の素人であるわたしの作品でも最高で一点25,000円ほどの価格がついています。

このたび、C&R社のウェビナーにてNFTについて登壇することになりました。
事前にNFT、仮想通貨、ブロックチェーンの基本情報を頭に入れておいた方が良いかと思いますので、この記事をお役立てください。

クリエイターの可能性が広がる!仮想通貨の基本から学ぶ、NFTアートの世界

NFT、仮想通貨、ブロックチェーンをわかりやすく解説すると?

まず、NFTアートを語る上で、どうしても必要となるのが仮想通貨やブロックチェーンの知識です。
新しい概念ですので、最初は雲を掴むような話に聞こえるかもしれませんね。
でもいずれはインターネット全体のあり方を変えていくだろうと言われていることなので、遅かれ早かれ知ることになるものだと思います。
できるだけ早く理解して動いておいた方が、お金を稼ぎやすい、人材として重宝されやすいといったメリットがあることでしょう。

では、ひとつひとつ解説していきましょう。

仮想通貨の基本

ビットコイン、仮想通貨

仮想通貨を一言で言うとどんなものなのでしょうか。
答えは、仮想通貨は「将来のインターネットの鍵と呼ばれている物」といえると思います。
仮想通貨と聞くと、価格が乱高下するギャンブル、あるいはお金を持っている人だけができる投資的側面が強いと思っている人が多いと思います。
たしかにそれで儲けている人がいま目立っていますね。

けれど、大事なのはそこではなくて、仮想通貨というものがインターネットにもたらす変化こそが肝だと言えるんですよね。
というか、そういう仮想通貨の「鍵」としての側面を支持する人がいるから、仮想通貨の価格上昇が起きるわけなんですよね。
常軌を逸した価格の上昇が発生すること自体が、仮想通貨への期待感の表れでもあるということです。
ではその鍵としての側面はどんなものなんでしょうか?
それを理解するためにはまず、ブロックチェーンについてしっかり知る必要があります。

ブロックチェーンの解説

タブレット端末とボールペン

仮想通貨はブロックチェーンという概念の上になりたつ通貨です。
ブロックチェーンを一言でいうと「改ざんを受けない、不正ができない記録の方式」です。
わかりやすい例えを拙著「NFTアート最初の一枚を売る方法」に書いたので引用したいと思います。

「学校のクラスで学級委員を決めるとします。立候補した人が何名かいて、その中から決めます。そういう時、今までは先生の机の上に投票箱を置いて、そこに名前を書いた紙をみんなで入れていました。
しかしこれって、もしも立候補者が夜中に学校に忍び込み、投票箱の中身を自分の名前に差し替えたとしてもわかりません。少なくとも不可能ではない。
改ざんが簡単にできてしまうわけです。
そこで先生は『今回は違うやり方にします』と言って、みんなにタブレット端末みたいなものを配ったとします。
そこには候補者名が書かれていて、どれか1つを選ぶと、その事実がすべての端末間で共有されてリアルタイムで反映される仕組みです。
その記録はすべての端末に残っています。
するとどうでしょうか? 改ざんを行いたい生徒がだれかの端末に小細工をしても、他の端末と情報が一致しないことがバレてしまいます。
かといって全ての人の端末を盗み出して細工するのは不可能です。
すごく簡単に言えばこのシステムがブロックチェーンであり、そこに刻まれたデータが改ざんができない理由です。
実際は世界中にあるコンピューターがこの端末の役割を担っています。」

これは学級委員の投票の話でしたが、例えばブロックチェーンを自分の資産の記録に使えば、勝手に額を増やしたり減らしたりの不正がしにくくなるということです。
金融や契約など、簡単に変わっては困るものをブロックチェーンに刻むことで安心できる、と考える人が存在します。
これがブロックチェーンが画期的であるとされるひとつの理由です。
仮想通貨はどんな些細なやりとりでもブロックチェーン上に記載される通貨なわけです。

NFTとはなんなのか?

さまざまなアート

NFTはデジタルデータにシリアル番号を振ったもの、と考えるとわかりやすいと思います。
従来のインターネットでは、画像は簡単にコピーができてしまいますよね。
これを読んでいるクリエイターの方の中には、自分の作品が勝手にコピーされて嫌な思いをした人もいるかと思います。
でももし、その画像にシリアルナンバーが振ってあったら、シリアルナンバーのない画像はただのコピーだとすぐわかります。

わかりやすく例えると、モナリザを想像してみてください。
モナリザは美術館に保管しているものが、鑑定士によって本物だと証明されていますよね。
美術館ではモナリザのコピーであるポストカードを買うことができて、人々はそれを自由に家に飾ったりできます。
でもその人々がモナリザを所有してることにはならないと、みんなわかっていますよね。
なぜなら鑑定書のついたモナリザは世界に一つしかないことが常識だからです。
だれもポストカードのモナリザに本物ほどの価値を見出すことはありません。

NFTはブロックチェーンが鑑定書がわりとなったモナリザだといえます。
あなたが自分のイラストをNFTとしてひとつだけ発行すると、そのNFTにはブロックチェーンの鑑定書がつきます。
ここまで聞いても、それってクリエイターにどんなメリットがあるのかピンとこないと思いますのでそこを具体的に解説しますね。

NFTのメリット1:NFTが作者に紐づいている

まず、NFTが作者に紐づいていることが大きなポイントです。
つまりブロックチェーン上に、このNFTアートは誰が作ったものかが刻まれるということです。
今まで、例えばネット上で流れてきた写真などは誰が撮ったか明記されてないことも多かったですよね。
もし、その写真をいいなと思っても、すぐに作者にアクセスできなかったわけです。
でも、NFTとして写真を扱うことが普通になれば、誰が撮ったのかを簡単に追うことができます。
すると、いい作品を作れるクリエイターには仕事がたくさん舞い込むことになります。
このとき、仲介業者を通さないことが二つ目の利点となります。

NFTのメリット2:中間マージンを取られない

今まで、絵の販売をするとしたらどこかのプラットフォームに掲載して、絵が売れた時にそのプラットフォームに20%くらいのマージンを支払うのが一般的でした。
でもNFTであれば、顧客と個人のアーティストがダイレクトに繋がって取引することができるようになります。
人の仲介がないので、例えばNFTのプラットフォームであるOpensea(オープンシー)の手数料はたったの2.5%です。
安いですよね!
Openseaが格安というより、今までが仲介マージンが高すぎたのではと思います。
そして、さらにクリエイターに金銭的メリットをもたらすのが二次流通ロイヤリティです。

メリット3:二次流通ロイヤリティが入る

二次流通とは、あなたのNFTをAさんがBさんに売ることです。
もしあなたが自分のNFTの二次流通ロイヤリティを10%に設定していて、Bさんが10万円でそのNFTを買ったとしたら、10%である1万円があなたに自動で入ってきます。
これはNFTがあなたの情報に紐づいているからなんですよね。
Aさんの許可などとることもなく、確実に渡される取り分となります

従来のインターネットでは、絵は一度売ったら二次流通は起こり得ないですよね。
ロイヤリティを渡す約束をAさんとしていても、秘密裏にこっそり売られたらわかりません。
でもNFTなら、その絵が人気で人から人へ渡り続ける限り、ロイヤリティが入ってきます。
これはNFTが人気であるクリエイターほど、何もしなくてもお金が入ってくることを指します。
画期的なシステムですよね。
さらに、NFTの利用が一般的になると、無断転載での問題も防ぐことができると言われています。

NFTのメリット4:無断転載で商用利用されることが少なくなる

昨今、イラストレーターの作品を無断転載して、スマホ壁紙などとして売ってしまう業者が問題になっています。
それはクリエイターにとっては不利益なことですよね。
本来ならそのクリエイターにお金が入るべきところです。
これもNFTの普及によって、画像の真贋は調べたらわかるのが当たり前になると、無断転載だとすぐにバレることになります。
クリエイターが自分の意思で流通させたもの以外はモナリザの例でいうポストカード程度の価値しか認められなくなるわけです。
スマホ壁紙業者が不正をしているかどうかはたちどころにわかるため、違法性もはっきりするのではと思われます。

NFTってすごい!でもどうやったら売れるのか?

ここまで聞くと、NFTってなにか良いものなのかもしれないと思う方も多いと思います。
とはいえ、NFTはクリエイター個人が買い手に対してアプローチしていく、つまりマーケティングの知識が必要になる領域でもあります。

そこで1月31日のウェビナーでは、NFTを売り続けるためにわたしが実際にしている取り組みやNFTを売るテクニックなどについて詳しく解説したいと思います。
事前に拙著「NFTアート最初の一枚を売る方法」「NFTアート素人でも月10万円稼ぐ方法」を読んでいただけますと、ますます理解が進むと思います。

気になる方はウェビナーに申し込んでみてください。

クリエイターの可能性が広がる!仮想通貨の基本から学ぶ、NFTアートの世界