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GT INC. 内山 光司さん

2010年8月5日


紙やWebにとどまらず、あらゆる広告媒体やキャンペーン・イベントを手がけてきた内山光司さんに、これまでの生い立ちやプライベートなことまで、またクリエイターへのアドバイスなど、お話しを伺いました。


■「だったら俺がやってやろう。」
幼い頃から絵を描くことが好きで、小学生の頃は油絵教室に通っていたんです。 また、家の目の前が映画館で、母がその映画館で働いていたこともあり、東映まんが祭りは、夏休みの間、毎日のように見ていました。

その頃から、何かを「楽しむ」側よりも、「人を楽しませたい」「感動させたい」という気持ちが芽生えていたのかもしれませんね。

10年前は、Webと広告の両方をやるような人が他にいなかった。今は“人の全てのコンタクトポイント”をわかってクリエイティブを生み出せる人がまだ少ない、「だったら俺がやってやろう。」と思っています。

年を重ねるごとに仕事は楽しくなっています。むしろ経験やつながりも増え、アイデアがあれば勝負はできる、年齢は関係ないです。


■ 人の目を引くような広告
一昨年前に無料ゲーム ハンゲームやオンラインゲームで有名な『ハンゲーム 』の告知キャンペーンで、「人の目を引くような広告にしよう」と思い、実際に存在する人間を形どって、プロレスラーや忍者、バレリーナなどの“人形”を10体つくり、その腕部分に、FeliCa(フェリカ)リーダーを埋め込み、渋谷のあらゆる場所に設置しました。

今年の春には六本木ヒルズにおいて、ソニーのブランドメッセージである『make.believe(メイク・ドット・ビリーブ)』をテーマに、みんなの中に眠る好奇心を呼び覚ます体験をしてもらうためのイベントを行いました。この仕事ではTVCMからWEBやイベント、空間のデザインまで、全てトータルにディレクションをしました。

最近だと、NTTドコモの仕事で、スマートフォン『Xperia(エクスペリア)』のCMを手がけました。

7月末からは 、『富士ゼロックス』のサービスで、全国のセブン-イレブンでいつでもプリントができるという「ネットプリント」というサービスのイベントを行います。そのサービスを知ってもらうために、赤坂サカスや神宮球場や海岸といった、様々な場所でプロのカメラマンが実際に撮影をし、帰りにセブン-イレブンに寄ってもらい、実際にプリントアウトの体験をしてもらうとい仕組みです。

また9月18日に六本木ヒルズにて、フォルクスワーゲンの『クロスポロ』のイベントを行うのですが、そのテーマである、“都会の中でキャンプ”をコンセプトに、バーチャル上でも『Twitter(ツイッター)』と連動した企画を現在進めています。


■ 第三者が知りたくなるような事を先に読みとる
クリエイティブにおいて一番大切なことは、“人が関心を持つものをつくること”

“クリエイティブ”と“PR”は表裏一体なので、常に同時に考えながら世の中が求めていることや、ユーザーが知りたくなることを先駆けて世の中に提示していく。
WebやTwitter(ツイッター)、紙や映像などは、ただのツールであって、社会現象を引き起こすくらいに話題になり、みんなが面白いと思うことならツールは選ばないはずです。

クリエイティブの役割とは、昔は、“第三者に伝えるべきことを上手に伝える”技術だけで済んでいたのかもしれませんが、情報が溢れかえっている現代に必要とされるものは、“第三者が知りたくなるような事を先に読みとる技術”ではないかと思います。


■ 休日の過ごし方
休日が何気に一番辛かったりします・・・。子供の相手をするので、自分のペースで動けないんですよ。 一緒に遊ぶのは最高に楽しいのですが、肉体的には、仕事をしているときの方が楽かもしれません(笑)
また、普段の睡眠時間が3〜4時間なので、“寝溜め”することもあります。


■「ひろみの辛さに比べたら、今の俺なんてまだまだ…!」
幼い頃には、「漫画家になりたい!」という夢もあったので、いまでも漫画やアニメが好きですね。
その中でもスポコン漫画が好きで、特にオススメ・・・というよりも、人生に迷ったときに読み返す私のバイブル的なものをひとつ挙げるとしたら、『エースをねらえ!』。これは自宅用のほかに、会社の備品としても置いてます(笑)
「ひろみの辛さに比べたら、今の俺なんてまだまだ…!」という気持ちにさせられます。 もちろん理想の女性は、『お蝶夫人』ですね(笑)

連載中のものだと、『少女ファイト』や『ダイヤのA』、それから『ジョジョの奇妙な冒険』も好きですね。もちろん第一部から全巻所有しています。


■ 明日が「最後の一日」だとしたら、何をしますか?
実をいうと、もう「いつ死んでもいい」と思っているんです。
それなりに仕事も評価され、3人もかわいい子供に恵まれて、良く出来た妻もいる。これ以上の幸せは無い。
最後の日は、家で家族と普通の日常をゆっくり過ごしたいです。


■ 仕事においてのアドバイスや、若手クリエイターへ一言
何に対しても常に関心を持つことハンゲームそこから得るものが必ずあるはずです。

あとはどれだけアイデアが出せるか。でも肝心なのは、本気でひとつひとつのアイデアを考えぬいて、そのアイデアをどれだけ濃い内容にすることができるか。
ちなみに私は、何時どこにいても四六時中考えています。するとある日、アイデアがパッと、降りてくるんです。

“天才”とは、生まれ持ってのものではなく、努力しなくては開花されない、“貫くことをできる人”が天才になれる。

誰にもできないことをやるには、誰でもできることを、誰もまねできない位やり抜くことだと思います。

それから、“プロ”として大切なことは、「作り手側の視点」になること。
例えば映画を観るにしても、食事をするにしても、「おもしろかった。」「美味しかった。」で終わらずに、「なぜおもしろいと思ったのか」「どういうところにそう感じたのか」など、裏側から物事を捉え、作り手の気持ちを考えてみる。人の仕事から学べることはたくさんあります。

何からも“刺激”を受けるセンサーを常にはっていることが重要だと思います。




Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード
 Yahoo! JAPAN Internet Creative Award   内山 光司氏が審査員を務めた「Yahoo! JAPAN インターネットクリエイティブアワード」は、11月25日に贈賞式が行われ、最終審査にノミネートされた46作品のなかから、ついにグランプリをはじめとする受賞作品が発表されました。
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GT INC. 内山 光司さん

内山 光司
(株)GT INC. 取締役 兼 クリエイティブ・ディレクター

84年電通入社。01年(株)ワンスカイ設立、06年(株)GT INC.設立。
07年スーツメン・エンターテイメント設立。広告キャンペーンの分野におけるウェブサイトのディレクションを中心に、TVCMをはじめとした映像制作から全てのコンタクトポイントを対象としたプランニング・ディレクションを手掛ける。

これまで手掛けたWebサイトに、NTT東日本「ガッチャマン」、Sony「CamCamTime」日本コカ・コーラ「Georgia City」、「KUMA COOL SUMMER」、日本ビクター「EVERIOスペシャルサイト」、 スバル「I feel LEGACY」など。

カンヌ国際広告祭CYBER LIONS金賞、One show Interactive Gold Pencil、Asia Pacific Advertising Festival グランプリ/金賞、東京インタラクティブ・アド・アワード グランプリ/金賞(3回)/銀賞/銅賞(2回)、文化庁メディア芸術祭優秀賞(2回)、New York ADC、グッドデザイン賞(5回)、ギャラクシー賞 、カンヌ国際広告祭MEDIA LIONS銅賞、D&ADAwardsなど受賞多数。