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Webデザイナーの年収をアップさせる方法

平均350万?Webデザイナーの年収をもっと上げる方法!

2016/11/17

Webデザイナーとして働き始めてしばらく経ったころ、ふと、「こんなに遅くまで仕事を頑張っているのに、給料が低すぎるのでは?」と疑問に思ったことはないでしょうか。

この記事では、Webデザイナーの年収について以下の3つの角度から検証します。

・Webデザイナーの平均年収
・正社員・契約社員・派遣社員の年収比較
・現役の転職エージェントが教える給料をアップさせる方法

Webデザイナーとして自分の給料は高いのか安いのか、どうすれば給料がアップできるのか、実例を交えてお話します。

Webデザイナーの平均年収

Webデザイナーの平均年収は350万円です。(当社調べ)
この金額は、基本的なデザインスキルがあることはもちろん、下記の項目を2つ以上満たすWebデザイナーが該当します。

  • Adobe系ソフト(Photoshop、Illustrator、Dreamweaver)1年以上の実務経験
  • iOSもしくはAndroidアプリデザイン経験
  • HTML5、CSS3、JavaScriptを使用したWEBサイト構築/実装経験
  • レスポンシブWebデザインの知識/実装経験

近年Webデザイナーに求められるスキルは多岐にわたるため、これらの条件を満たさないデザイナーは平均年収を下回ることが多いです。

正社員・契約社員・派遣社員の年収比較

Webデザイナーの平均年収を正社員・契約社員・派遣社員それぞれ比較してみましょう。

契約形態 平均年収
正社員 350万円
契約社員 340万円
派遣社員 380万円

契約社員には賞与が出ないケースもあるため、平均年収は若干低めです。
派遣社員の給料は時給制が基本で、残業時間についても分単位で給料が発生することが多いため、年収に換算すると一番高い結果となりました。

単純に金額だけの比較だと派遣社員が一番高いですが、それぞれメリット・デメリットがあります。

正社員

正社員のメリット

  • 無期雇用。解雇されたり自ら退職したりしない限りは継続して働くことができる。
  • 勤続年数により昇給するケースが多い。

正社員のデメリット

  • 業務範囲が明確でなく、自分の都合だけで仕事をコントロールできない。

契約社員

契約社員のメリット

  • 専門性の高い仕事の場合、正社員よりも給与が高く設定される場合がある。
  • 二重契約することで同時期に他の企業でも働くことができる。

契約社員のデメリット

  • 有期雇用。契約が更新されない場合は職を失う。

派遣社員

派遣社員のメリット

  • 業務範囲が明確。
  • 簡単には就職できないような大きな企業で働けるチャンスがある。

派遣社員のデメリット

  • 有期雇用。契約が更新されない場合は職を失う。

正社員・契約社員・派遣社員最大の違いは、無期雇用有期雇用にあります。
定年まで働く正社員(無期雇用)と違い、契約社員・派遣社員には契約に期限が定められています(有期雇用)。

短期的な年収は低いが安定している無期雇用と、短期的な年収は高いが安定していない有期雇用。
年収だけでなく、今後のキャリアプラン・ライフプランも考慮して働き方を選択することが必要です。

現役の転職エージェントが教える!給料アップするための4つの方法

ここからは、現役の転職エージェントが実際の取引企業から挙がっている要望を踏まえ、実例を交えて給料がアップする方法をご紹介します。

1.スキルを身につける

Webデザイナーとして給料を上げるには、デザイン領域だけをこなしていても実現できません。
Webデザイン+αのスキルを身につけることで、求人への応募の幅が広がり、結果的に年収が上がる仕事に就くことができます。

企業から要望の多いWebデザイナーに求めるスキルは、大きく分けて「レスポンシブWebデザイン」「HTML/CSS/JavaScript」の2つです。

レスポンシブWebデザイン

「スマホファースト」と言われるように、今やPCからのアクセスよりもスマートフォンからのアクセスの方が多いサイトがほとんどです。
PCサイトしか持っていない、PCとスマートフォンのページがバラバラで管理が大変。といった中小企業からのサイトレスポンシブ化の引き合いがまだまだ多くあります。
スマートフォンの小さい画面に設計していたレイアウトを、大画面用に情報整理し直すスキルはWebデザイナーとして必要とされます。

HTML/CSS/JavaScript

Webデザイナーとして最低限のコーディングできることはもはや必須となりましたが、JavaScriptに関してはフルスクラッチで実装することまでは求められません。
ライブラリを使用した実装や、簡単な修正ができる程度であれば十分です。

コーディングについてのスキルがあれば、実装の実現性や実装にかかる時間を考慮できるので、プロジェクトを円滑に進めることができます。
それに加え、簡単なサイトならWebデザイナーだけで完結できるので余計な人手が必要ないなどのメリットがあります。
無駄を省くことで人件費や作業費の削減につながり、企業に利益を生む。結果的に企業にとって必要とされる人材となることで給料のアップが見込めます。

転職エージェントのワンポイントアドバイス
Webデザイナーは、SEOやアクセス解析のスキルも持っていた方がいい。そんな意見も多くありますが、日本ではそこまでの専門性を求められることは少ないのが現状です。
SEOやアクセス解析の分野はWebディレクターやIA(情報アーキテクチャ)が担当することが多く、いちWebデザイナーにそこまでのスキルは必須ではありません。

広く浅い知識・スキルよりも、「レスポンシブWebデザイン」「HTML/CSS/JavaScript」の専門性を追求した方が日本では給料アップの可能性が高くなります。
「π(パイ)型人材」に代表されるように、幅広い知識を持ちつつ、2つの専門分野を兼ね備えた人材を目指しましょう。

2-1.他業界へ転職する

現在の業務に年収が見合っていないのなら、思い切って転職することで年収アップが期待できます。

厚生労働省のホームページに「賃金構造基本統計調査」として産業ごとの給与額が掲載されています。
>賃金構造基本統計調査(産業別)
産業別にみた賃金
同じ職種でも産業ごとに給与額に差があります。
30~34歳のサービス業と教育、学習支援業を比較した場合、男性なら70万円ほど。女性なら60万円ほど年収額に差が出ています。
Webデザイナーとしての職種は変えずに、より給与額の高い産業へ転身することで年収アップの期待が持てます。

2-2.他職種へ転職する

別のスキルを身につけ、ジョブチェンジをすることでも年収アップが期待できます。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、コーダーの上位職です。
コーダーとしての業務はもちろん、CMSの構築、JavaScriptなどのプログラミング制作もできる高度な技術を持った人をフロントエンドエンジニアとして定義します。
フロントエンドエンジニアの平均年収は400万円ほど(当社調べ)。Webデザイナーの平均年収と比べると50万円のアップが期待できます。

Webディレクター

Webディレクターはクライアントの要望と、webデザイナー、エンジニアなど制作スタッフをまとめ、プロジェクト全体の進行管理・品質管理をする仕事です。
複数のプロジェクトを同時進行でこなすための管理能力がWebディレクターには求められます。
Webディレクターの平均年収は450万円ほど(当社調べ)。Webデザイナーの平均年収と比べると100万円のアップが期待できます。

3.フリーランスになる

Webデザイナーは、独立してフリーランスとして働く人が多い職種です。
ただしフリーランスのWebデザイナーとして生きていくには、以下に挙げる汎用性のある広い知識とスキルが必要です。

  • デザインカンプの作成
  • HTML/CSSでのコーティング
  • JavaScriptのフルスクラッチ、もしくはライブラリのカスタマイズ
  • レスポンシブWebデザイン制作と実装
  • WordPressのテーマ作成や修正対応
  • 紙のデザイン作成

など。
加えて仕事を取ってくるための営業力や提案力、人脈などもフリーランスに要求されます。
案件が重なり、仕事を断ることが続くとクライアントから「あの人に依頼しても断られる」という印象を与えることになり、仕事をもらえなくなってしまいます。
何が何でも仕事を逃さないための根性や、ときには自分の仕事を肩代わりしてもらうための横のネットワークが必要です。
継続して仕事を取ってくる力のない人には、フリーランスは絶対におすすめできません。

4.労働時間を減らして相対的に年収を上げる

スキルアップする、転職するのも年収アップの方法ですが、労働時間を減らすことで相対的に年収を上げることも可能です。
残業や土日の作業が恒常化しているWebデザイナーは効率化を図ることで作業スピードをアップさせることができます。

Webデザインで残業しない。デザイナーのワークフローを爆速化するAdobeツール

株式会社LIGのデザイナーが、残業なしで帰るためのワークフローについて紹介しています。
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Webデザイナーなら知っておくべきPhotoshopの効率化テクニック

Webデザイナーなら知っておくべきPhotoshopの効率化テクニックとして、20サイト以上がリンクされています。
>Webデザイナーなら知っておくべきPhotoshopの効率化テクニック

また、残業はツールだけにとどまらず、根本的な働き方の問題があります。
あまりすべてを背負い込み過ぎず、ときには断ることも必要です。仕事をうまくやり過ごすことでも労働時間を減らして相対的に年収を上げることができます。

まとめ

Webデザイナーの年収は、個人のスキルに依存するケースが顕著に表れます。
まずは今の業務から無駄をなくし、相対的に年収を上げる方法を見つけましょう。
スキルアップすることで業務の幅を広げることもできますが、そのためには勉強時間を確保してアウトプットする必要があります。目の前の仕事をこなすことに精いっぱいにならず、長期的なキャリアを実現するためにどんなスキルを伸ばすべきかを意識する必要があります。

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