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日常社会に溶け込むVR、「IDEALENS」の実力を楽しむ 「第2回先端コンテンツ技術展」取材レポート

6月29日(水)~7月1日(金)、東京ビッグサイトで開催された「第2回先端コンテンツ技術展」のクリーク・アンド・リバー社(C&R社)ブースを取材しました。そのレポートをお届けします。

 

■先端コンテンツ技術展の盛り上がり

この「先端コンテンツ技術展」は、「コンテンツ東京2016」の一つとして開催されていて、今日本で最も熱いVR(ヴァーチャル・リアリティ:仮想現実)やAR(オーグメンテッド・リアリティ:拡張現実)、ウェアラブル(身につける)端末の展示や話題のドローン(無人航空機)の新型登場など、国内外の最先端技術が集まったイベントです。今回私は、6月29日初日取材に伺いました。

今年の「コンテンツ東京2016」ではAI(人工知能)や制作関連製品を紹介するイベントも同時開催されていましたが、人の密集度は「先端コンテンツ技術展」が一番に感じました。昨年第1回開催時にもVR分野として格闘ゲームなどが出展されていましたが、今年はVRのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などハード面が様々登場してきたこともあってか、ゲーム以外のコンテンツも一気に増えた印象です。

 

■C&R社ブースでは体験順番待ちが

そのような中、C&R社ブースを訪問しました。ホール出入口の目立つ場所に、広々としたスペースで展開されているブースには、先日6月15日の発表会で初お披露目した「IDEALENS(アイデアレンズ) K2」と、その前機種で初の量産化モデル「IDEALENS K1」が実機体験コーナーに配置されています。どちらの機種にも次から次へと体験希望者が並び、自由に360°首を振りながら楽しんでいました。私も順番を待って「IDEALENS K2」を覗くと、120°の視野角と2.5Kの鮮明な画像で「ローラーコースターのようなVR動画」が飛び込んできました。ソフトな装着感とケーブルが無いためか、すぐに没入できます。

先日の新製品発表会で295gの「IDEALENS K2」に初めて触れた後、某VRゲーム施設で別のVRを体験しましたが、倍以上の重量でずっしりと重たく、途中でかなり疲れてしまって、没入感が損なわれました。「やはり軽い」。これからHMDを選ぶならば、重量はかなり重要な要素となるはずです。

 

■担当の方とのやりとりで・・・

HMDのセッティング補助をするブース担当の方がいらっしゃいましたが、ほぼ助けを借りずに一人で簡単に装着できる点はとても良く、個人で楽しむために考えられた製品であることが良くわかります。ヘッドフォンは今回、残念ながら簡単なものしか用意されていなかったので、音への没入がもっとできれば満足度はかなり高くなると感じました。担当の方に伺うと、7月には中国で、「IDEALENS K2」の販売価格や販売戦略について発表されるほか、髙視野角で機能がアップグレードされた新機種「IDEALENS K3」の発表も控えているということです。ぜひ早く日本で体験してみたいものです。

また、この日私が16時に伺った時点でブース来場者は150名を超えていて、メーカーの方、映像制作会社の方、企業のプロモーション担当、ゲームマニアなど様々な方が訪れているようでした。映像コンテンツをどのようにアップするのかや、日本での販売価格や販売予定など熱心に聞いている様子でした。

 

■イベント会場を後にしながら

体験とブース取材を終えた後、周りのブースを見回すと、まるでゲームセンターのようなVRシステムでレースを体感できるマシンや脱出ゲーム、映像と共に可動するシートにHMDとヘッドフォンを着けて、映画の4Dシステムのような豪華なマシンが並んでいるのが目につきました。

C&R社が出展していた「IDEALENS」に、その派手さはありません。
ただ、消費者目線で個人で楽しむVR。近い将来やってくる1人1台のVR時代を予感させたのはC&R社のブースでした。豪華な機材で楽しむVRは、やはりゲームセンターやイベントで使用される非日常を楽しむものだと感じられたからです。

VRでは今後ゲームはもちろん、不動産や建築、教育や医療、福祉の分野など社会のあらゆる場面にまで広がるでしょう。そうなると「IDEALENS」のような、消費者が使いやすい高性能のBtoC製品が世界中で一番求められるはずです。

派手さはないが他のVRとは一線を画すVR。つまり日常社会に溶け込むVRマシーンが「IDEALENS」なのだと思います。C&R社のブースで体験したことは、2、3年後には当たり前の光景になっているのかもしれません。

 (2016年7月4日 文:Progre_t)

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