本記事は、IT・Web・エンタメ業界のクリエイター向け求職者メディア「HIGH FIVE」とCREATIVE VILLAGEの連動企画としてスタートした、当社クリーク·アンド·リバー社に在籍する転職エージェントへのインタビュー記事です。
「HIGH FIVE」では、求人票には載らない企業の“生の声”を求職者に届けるため、企業を直接訪問し、現場のクリエイターや採用担当者へのインタビューを実施し、掲載中。
「CREATIVE VILLAGE」では、実際に訪問したエージェントが感じた企業のリアルな姿や、インタビューの裏側をアフターインタビューとしてお届けします。

今回訪問したのは、「人の数だけ、キャリアをつくる。」をミッションに掲げ、仕事選びに関するあらゆるデータを可視化するキャリアデータプラットフォーム事業を展開している株式会社ワンキャリア。転職エージェントが実際に見て感じた、ワンキャリアの知られざる魅力をぜひご覧ください。

株式会社ワンキャリアへのインタビューはこちら

急成長企業ワンキャリアのオフィスを訪問

ワンキャリアのオフィス

――たった今株式会社ワンキャリア様のインタビューが終了し、こちらに戻ってきました。実際に訪問していかがでしたか?

ワンキャリア様とは2023年からお付き合いがあり、人材紹介を通じて中途採用のお手伝いをしています。これまでオンラインでは何度かお打ち合わせをしていたのですが、実際に訪問するのも、人事の方と直接お会いするのも今日が初めてでした。

やはり訪問することで現場のリアルな雰囲気を知れるのは良いなというのが率直な感想ですね。ワンキャリアは業績を短期間で伸ばしているということから、何となく“イケイケな”いわゆるメガベンチャー的な勢いのある社風だというイメージを持っていたのですが……中に入ってみると、穏やかで優しそうな方が多くいらっしゃり、オフィスの雰囲気も想像以上に落ち着いていました!

――オフィスも綺麗で素敵でしたよね……!本日のインタビューを受けて、大谷さんが感じたワンキャリアの特徴について教えてください。

ワンキャリアは、“HR業界に彗星のごとく現れたトップクラスの成長企業”というイメージです。私は2019年卒なのですが、当時「ONE CAREER」(新卒向け就活サイト)を使っている人はまだ少ない印象でした。それがわずか5年で、今では3人に2人の学生が利用するサービスへと急成長を遂げています。

数ある新卒向け就活サイトの中でも急激に成長しているONE CAREER。こうした成長中のサービスやプロダクトに携われるということは、日々変化がある分、様々な経験を積むことができ、自ずと業務の幅が広がっていきます。スキルアップ・キャリアアップにもつながりますし、とても魅力的な環境だと感じました。

また、組織面ではまさにこれからデザイン組織を形成していくフェーズにあります。すでに確立された組織にジョインしたいのか、それとも自ら組織を作り上げていきたいのかは、人それぞれ異なると思いますが、ワンキャリアは後者の環境。自らの手で組織を作り上げる手触り感を求めるデザイナー、新しいことにチャレンジしたいデザイナーには、ぴったりの会社だと思います。

デザイナー・クリエイター視点から評価するワンキャリアの魅力

デザイナー・クリエイター視点から評価するワンキャリアの魅力

――多くの企業の求人を取り扱う中で、デザイナー・クリエイター視点で見たときに、ワンキャリアならではの魅力はどこにあると感じましたか?

事業面と組織面、それぞれの視点でお話しします。

まず事業面での魅力は、ワンキャリアが「企業と求職者をマッチングし、企業側から報酬を得る」というビジネスモデルの中でも、エンドユーザーファースト(求職者ファースト
)の視点を大切にしながら運営しようとしている点です。一般的には、利益追求のために企業寄りのサービス設計になりやすいところを、「収益を生み出すこと」と「求職者ファースト」を両立しようとする環境は、クリエイターにとって何よりもの魅力になると思います。

ユーザーファーストのプロダクトづくりをしながらも、経営視点を持ち、数字を意識して仕事に取り組めるのはワンキャリアのデザイナーならではです。

――組織面についてはいかがでしょうか?

一般的には「1プロダクトにつき1デザイナー」というかたちで、それぞれのデザイナーが特定のプロダクトに紐づくケースが多いと思います。ワンキャリアも3つのプロダクトにデザイナーがアサインされていますが、タスクの量に応じて別のプロダクトのデザイナーと業務を分担したり、相互レビューを通じて他プロダクトの成功例・失敗例を共有し合ったりする文化があるそうです。このような環境は、デザイナーのスキルアップや成長につながる、非常に良い仕組みだと感じました。

また、チームメンバーへのリスペクトが根付いている点も印象的でしたね。社内には「サンクスチャンネル」といったチャットがあり、日々感謝の気持ちを伝え合う文化があるそうです。感謝を伝えたり、受け取ったりできる環境は、働く上でのモチベーション向上にもつながりますし、素直に「良い会社だな」と思いました!

――デザイナー皆さんで勉強会を開かれているというお話も印象に残っています!

そうですね!これはスキルアップを望まれる求職者の方にもよくお話しするのですが、会社の規模感が大きいほうが(=デザイナーが多いほうが)ナレッジが蓄積されているというわけではないんです。

たとえば、デザイン組織が大きくても、若手が中心なのか、ミドル・シニア層が多いのか、またシニア層から適切なフィードバックを受けられる環境があるのかといった要素によって、成長機会のあり方は大きく変わってきますよね。

その点、ワンキャリアはまだコンパクトな組織ですが、プロダクトを横断した密なコミュニケーションが取れる環境が整っています。さらに、デザイナー同士で勉強会を開催し、ナレッジを共有する文化が根付いている点でも、多くのスキルアップ・成長機会に恵まれると考えられます。

――ワンキャリアで働く魅力が十分に伝わりました!人材紹介にあたって、ワンキャリアとはどのようにコミュニケーションをとっているのでしょうか?

よりマッチした方をご紹介できるよう、不定期ではありますが、最新の採用状況について情報共有をしています。たとえば、どのような方が選考を通過しやすいのか、どのようなケースでお見送りになるのかといった傾向をすり合わせながら、精度を高めていくかたちですね。人事担当の方も非常に協力的で、「どうすれば採用につながるのか」を一緒に考えてくださいます。

これはワンキャリアに限らず、弊社で人材支援をしているとよく仰っていただく話なのですが、クリエイティブやデザイン関連の職種は特殊なこともあり、総合型の転職エージェントだと細かい要件を完全に理解しきれないケースもあるようです。デザイナーといっても職種は様々ですし、何ができて何かできないかという細かい話も多いので、クリエイティブ業界の共通言語で要件をしっかり把握した上でマッチングを行えるのは私たちの強みだと自負しています。

今、求められるデザイナー像とは?HR業界の転職市場を読む

プロフェッショナル·プロデュース·グループ セクションマネージャー 大谷航谷

――大谷さんからみた、HR業界の転職市場について教えてください。

現在のHR業界は、転職希望者も求人数も大幅に増加し、市場が活発に動いている状態が続いています。

特にコロナ禍以降、HR業界は急速に成長を続けており、各企業が次々と新しいサービスやプロダクトを打ち出しています。その中で、ユーザーは「このサービスはイケている」「このサービスはイケていない」といった違いを敏感に感じ取るようになっており、サービスの本質的な仕組みは変わらなくても、使い心地や体験価値といった部分がこれまで以上に重要視される時代になっているのです。

HR業界に限ったことではありませんが、ユーザーにとって本当に価値のあるプロダクトを追求し、細部にまでこだわったデザインを提供できるデザイナー・クリエイターの存在が、今まさに市場で求められています。そして、そうした人材は今後さらに活躍の場を広げていくと思います。

――転職エージェントとして、「こんな人のご支援がしたい!」と思うのはどんな方ですか?

まず大前提として、ネガティブな理由を解消するための転職支援をしたくないというわけでは決してありません。ただ、「もっとこんなことがやりたい」「こういうキャリアを築いていきたい」「新しい経験を積みたい」といった前向きな意志を持った方には、ぜひ一度ご相談に来ていただきたいですね。

そうした想いが実現できるような最適な求人・企業とのマッチングを行うことはもちろん、お持ちの経験やスキル、実績をより魅力的に伝える方法を一緒に考えることが、私の役割であり強みだと思っています。

――そういった方々に対して、大谷さんならではの提供価値は何だと考えますか?

前向きに転職を考えている方々は、ご自身でも情報収集をしながら進めることができると思います。ただ、世の中に出ている情報には限りがあり、偏りがあることも少なくありません。企業の抱える課題や、現場で働く人たちの考え方・雰囲気といった求人票には載らないリアルな情報を、求職者一人ひとりに合わせてカスタマイズしてお伝えできること。これこそが、転職エージェントとしての介在価値だと考えています。

また、転職活動では第三者の視点がとても重要です。自分では気づきにくい「こんなスキルの活かし方がある」「こういうキャリアの広げ方もできる」といった視点からのアドバイスができるのも、エージェントならではの強みですね。

さらに、過去の支援実績をもとに、「こういう人はこういう部分が評価され、こんなキャリアを選んだ」という具体的なケースをお伝えすることも可能です。そうした情報を共有することで、求職者の方にとって新たな気づきや選択肢を提供できればと思っています。

――最後に求職者の方へ向けてメッセージをお願いします。

今回ワンキャリアのCTOとデザイン責任者の方にお話を伺い、創業当初から根付いている 「求職者と企業の情報の非対称性をなくしたい」 というエンドユーザーファーストの理念が、組織全体にしっかり浸透していると感じました。

また、デザイン組織ではフレキシブルな環境が整っており、役割を限定しすぎないという特徴があります。そのため、自ら積極的に経験を積み、キャリアを築いていきたいと考えるデザイナー・クリエイターの方にとって最適な企業だと思います。

クリエイティブに特化した転職エージェントは数多くありますが、ここまで企業のデザイン組織に深く入り込み、裏側の情報まで把握しているところは決して多くはありません。クリーク・アンド・リバー社であれば、業界のトップクラスを走る企業はもちろん、クリエイターが活躍できる業界や企業の幅広い求人をご紹介可能です。転職をお考えのデザイナー・クリエイターの皆様、ぜひお気軽にご相談ください!

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