SNSマーケティング支援を手がける株式会社Leading Communication(本社:東京都渋谷区、代表取締役:井上光)は、日本国内でのTikTok Shopのローンチに伴い、企業向けの「TikTok Shopマーケティング支援」サービスの提供を開始した。

同社は2020年から縦型動画を活用したSNSプロモーションを展開しており、これまでTikTokにおける企業アカウントの運用やインフルエンサーを起用したPR、縦型動画のクリエイティブ制作、広告配信といった多角的なサービスを提供してきた。今回の新サービスでは、これらの実績とノウハウを活かし、TikTok Shopの特性を最大限に引き出す包括的なマーケティング支援を行う。

TikTok Shopは、TikTokのアプリ内で縦型動画やライブ配信を通じて商品を直接販売できるEC機能であり、従来の認知中心のマーケティングを購買行動へと直結させる仕組みとして注目されている。Leading Communicationはこのプラットフォームの特性を踏まえ、認知から購入、継続利用や発信へと至るまで、企業のパーチェスファネルとインフルエンスファネル全体に対応する支援を行う構えだ。

同社の提供するサービスは、まず企業の課題に応じたTikTokマーケティングの戦略設計から始まり、企業アカウントの運用においては認知獲得だけでなく、フォロワーの育成やファン化、コミュニティ形成までを視野に入れた継続的な運用を提案する。さらに、広告運用やインフルエンサーを起用したPRにおいても、目的に応じて最適なクリエイティブや人材を選定し、TikTok内でのコンバージョン最大化を図る。

特にTikTok Shopの導入により、従来は外部のECサイトに誘導していた流れが、TikTok内で完結するようになるため、広告効果の即時性と成果の可視化が高まることが期待されている。加えて、同社はTikTok Japanを運営するByteDance株式会社とTikTok Live agent契約を結んでおり、ライブ配信に特化したクリエイターの起用も可能だ。

今後はAPIを活用した専用ツールの開発や、越境ECに対応したパートナー企業との連携など、サービスの拡充にも注力する。若年層に強い印象を持たれがちなTikTokだが、同社は幅広い年齢層への浸透も視野に入れ、企業のマーケティング活動を長期的に支援していく考えである。