株式会社BOTANICOは、既存クライアントを対象に「AIを活用したSEO対策に関するアンケート調査」を実施し、その結果を2026年7月17日に公表した。

調査は2026年6月1日から30日にかけて行われ、同社の既存クライアント10社から有効回答を得た。結果として、回答企業の60%が「SEO対策でAIを活用している」または「可能なら活用したい」と回答した。ただし、この60%はいずれかに該当する企業の合算であり、全員が現時点でAIを導入済みであることを示すものではない。

一方、残る40%は慎重な姿勢を示した。「AIが生成した文章の品質に不安がある」「検索順位への影響が不明」「専門性や自社らしさが弱くなる懸念がある」「最終的なライティングや編集は人が行うべき」といった意見が挙がっている。

同社によると、SEO対策にはキーワード選定や記事構成案の作成、ライティング、既存記事のリライトなど多くの工程が存在する。しかし、記事制作に時間がかかることや社内にノウハウが不足していること、継続的な更新が難しいことなど、実務上の課題も多い。こうした背景から、AIを活用して業務を効率化したいというニーズが高まっているとみられる。

今回の調査を踏まえ、同社は「AIによる構成・下書き・効率化」と「人による専門性の追加・編集・品質管理」を組み合わせた制作体制が今後の主流になると考察している。AIはあくまで補助ツールとして位置づけ、検索意図への理解や独自性、読者への有益性は人の手で担保することが重要だとしている。

なお、本調査は同社の既存クライアント10社を対象とした小規模なものであり、国内企業全体の傾向を示すものではない点に留意が必要だ。