LINEヤフー株式会社は、「ヤフー・データソリューション」による検索ビッグデータ分析レポート「父の日っていつ?検索データから、みんなが気になる『いつ』を調べてみた」を公開した。今回のレポートでは、「いつ」と検索されるキーワードに着目し、人々の関心や属性について明らかにしている。
レポートでは、同社のデスクリサーチツール「DS.INSIGHT Basic」を用い、2020年から2024年にかけて検索された「いつ」を含むキーワードを年間単位で集計。その結果、最も多く検索されたのは「父の日」や「母の日」の日付であり、毎年日付が変わるこうした行事が広く関心を集めていることがわかった。加えて、新型コロナウイルス関連の出来事や、マイナポイント制度、成年年齢の引き下げ、新札の発行など、各年の社会的トピックに関する検索も上位に多く見られた。
「父の日 いつ」と検索したユーザーの属性を見ると、女性の割合が高く、特に20代から30代の利用者が多い傾向が明らかとなった。一方、「バレンタインデー いつ」と検索したユーザーは10代から20代の男性が中心で、2025年2月には「バレンタイン 2025 いつ」というキーワードが検索ランキング7位に入っていた。こうした属性の違いは、家族行事と恋愛イベントに対する関心の向けられ方に違いがあることを示唆している。
また、2025年1月から5月にかけての検索データでは、季節ごとの関心が如実に表れた。「トランプ 就任 いつ」「万博 いつまで」「ガソリン 値下げ いつ」など、ニュースや社会状況に応じた検索が多く見られ、月ごとに関心が移り変わる様子がうかがえる。
今回の調査により、「いつ」にまつわる検索は単なる日付の確認にとどまらず、世の中の動きや人々のライフスタイルを反映した行動であることが浮き彫りとなった。ヤフー・データソリューションでは、今後もこうしたビッグデータの可能性を活かし、社会への還元を進めていく方針だ。
なお、詳細なレポートはヤフー・データソリューション公式noteにて公開されている。