エムエスアイコンピュータージャパンは8月22日、最新のNVIDIA Blackwellアーキテクチャを採用したグラフィックスカード「GeForce RTX 5060 Ti 8G VENTUS 2X OC CLASSIC」を発売した。価格は税込6万1980円。
同製品は、RGBライトを搭載せず機能性を重視したシンプルなデザインが特徴で、落ち着いた外観と安定した動作を両立させている。冷却機構にはMSI独自の「TORX FAN 4.0」を2基備え、ヒートシンク全体へ効率的に熱を伝える「コアパイプ」を採用することで、安定した冷却性能を確保している。
主な仕様はCUDAコア数4608基、ブーストクロック最大2602MHz、8GBのGDDR7メモリを搭載し、メモリ速度は最大28Gbps。映像出力端子はDisplayPort 2.1bを3基とHDMI 2.1bを1基備え、最大解像度7680×4320まで対応する。消費電力は180ワットで、補助電源は8ピン1系統となる。本体サイズは241×125×51ミリ、重量は809グラム。
同社はグラフィックスカードの保証期間についても見直しを行い、GeForce RTX 50シリーズ以降は2年間に延長すると発表した。対象は正規代理店の製品保証シールが貼付された新品のみとなる。
MSIはまた、実売データに基づき年間販売数量1位のメーカーを表彰する「BCN AWARD 2025」のグラフィックボード部門で最優秀賞を受賞している。これにより、同社の国内市場での高い信頼性と存在感を改めて示した。
世界的なゲーミングブランドとして知られるMSIは、革新的な設計や技術開発を通じて高性能な製品を提供し続けており、今回の新製品もその姿勢を体現するものとなっている。



