最先端テクノロジーとアートの融合に挑むTranseeds株式会社(東京都渋谷区)は、主宰するクリエイティブコレクティブ「LOM BABY(ロムベイビー)」を通じて、観る者がその場で作品世界に入り込むかのような体験を可能にする新技術「イマーシブアニメーション™」を発表した。生成AIを活用し、来場者の動作・表情・感情を0.1秒未満で解析。ドーム空間やディスプレイに映像をリアルタイムで生成・投影することで、ストーリーが瞬時に変化する次世代型アニメーションの実現に成功した。
この技術は、2025年開催の大阪・関西万博におけるLOM BABYの特別展『PRENOMA(プリノマ)』にて実証され、巨大3Dプリンターで造形された横幅6メートル、奥行3メートル、高さ3メートルのドーム空間に設置された。空間全体にAIが生成した映像が投影され、来場者の反応に合わせて絶えず変化する様子は、まるでドームそのものが“呼吸する生命体”のようであり、来場者に圧倒的な没入感とSF的な臨場体験を提供した。この展示は万博の公式ハイライトにも選出され、国内外の注目を集めている。
さらにLOM BABYの取り組みは、Forbes JAPAN 2025年6月号の特集「NEXT 100」にも掲載され、高く評価された。同特集では、社会を動かす次世代の起業家・クリエイター100名を紹介しており、LOM BABYはバイオテクノロジーや生成AI、ブロックチェーンを融合させた独自の作品群が評価され、誌面見開き2ページにわたって特集された。記事では、DNA合成と植物細胞培養によって“龍の肉”を再現したフードテック作品「龍肉(Dragon Meat)」や、合成DNAを内蔵した人工生命体フィギュア「人工宇宙人(Artificial Alien=AA)」といった先鋭的な作品が紹介され、技術と創造力の融合による新たな表現の可能性が詳述されている。
このたび公開された最新のデモンストレーション映像では、0.1秒未満で映像が生成される技術の一端が明らかにされ、空間全体がまるで生きているかのように応答するダイナミックな表現が披露された。Transeedsは今後も本技術を活用した新たなプロジェクトを展開する予定であり、今回の発表はそのティザーとして位置づけられている。詳細については近日中に発表される予定で、引き続き注目が集まっている。
Transeeds株式会社は、「SFを現実に。」をテーマに、生命科学や生成AI、ブロックチェーン技術を融合した先進的なプロジェクトを手がけており、LOM BABYを通じて新たな生命観と感動体験の創出に取り組んでいる。