江國香織著『すいかの匂い』(新潮文庫刊)に収録された短編「焼却炉」の映画化が決定し、2027年の公開に向けて注目が集まっている。人気アイドルグループtimelesszのメンバー・篠塚大輝氏の出演が話題を呼び、書店での売れ行きが好調で続々と重版が決まっている。

『すいかの匂い』は、11人の少女たちのひと夏を描いた甘くせつなく少し不思議な連作短編集だ。夏の情景を背景に、少女たちが抱える秘密や心の揺らぎを繊細に描いた作品で、2000年6月の刊行以来、長く読み継がれてきた。

映画化される「焼却炉」は、学校や家族・周囲になじめない9歳の女の子が、男子大学生との出会いを通じて初恋にも似た感情を抱いていく物語だ。主人公を演じるのは、本作で俳優デビューとなるかりん氏で、オーディションを経て出演が決定した。また、オーディション番組『timelesz project -AUDITION-』で大きな注目を集め、timelesszの新メンバーとして加入した篠塚大輝氏の出演も発表されており、ファンを中心に大きな反響を呼んでいる。

映画化の決定を受け、7月下旬からは映画化帯を付けた形で書店に並んでおり、重版が相次いでいる状況だ。定価649円(税込)で、新潮社の公式サイトからも詳細を確認できる。

**書籍データ**

タイトル:すいかの匂い/著者:江國香織/発売日:2000年6月28日/造本:新潮文庫/定価:649円(税込)/ISBN:978-4-10-133916-0/URL:https://www.shinchosha.co.jp/book/133916/