困難な状況にある子どもたちに新品の本を届けるチャリティープロジェクト「ブックサンタ2026」の実施に向け、認定NPO法人チャリティーサンタは5月27日、共にプロジェクトを推進するパートナー書店の募集を開始した。締め切りは7月29日である。
同プロジェクトは、寄付者がパートナー書店で子どもたちに贈りたい本を自ら選んで購入し、その場で寄付できる独自の仕組みである。2017年の開始から10年目を迎える今年は、秋分の日である9月23日から12月25日までの期間に寄付を受け付ける。
厳しい出版・書店業界の環境を背景に、昨年は全国的な書店の閉店によって初めて参加店舗数が減少した。同法人はこのプロジェクトを通じて客が地域の書店へ足を運ぶきっかけを作り、文化的インフラである書店を応援しながら子どもたちへ本を届ける循環の継続を目指している。
前年に実施した「ブックサンタ2025」では、47都道府県の1,851店舗が参加し、合計12万2,018冊、総額約2億円規模の寄付が集まった。これまでの9年間で累計寄付冊数は52万冊を超えている。同法人によると、寄付者の約8割がネットやSNSなどを通じて企画を知り、ブックサンタを目的に新しい書店へと来店しており、さらに約3割の人が自分用の本も合わせて購入しているという。
参加資格は国内の新刊書店で、ポスターによる店内広報やレジでのオペレーション、寄付状況の入力や本の発送などに対応できることが条件となる。また、1店舗あたり1,100円または3,300円のパートナー費用が必要である。
同法人の代表理事を務める清輔夏輝氏は、物価高の影響が続く中で1人でも多くの子どもたちに本と笑顔を届けられるよう、全国の書店に参加を呼びかけている。
