電子書籍ストア「ブックライブ」を運営する株式会社BookLiveは、マンガ・読書好きのユーザーを対象に実施したアンケート結果をもとに、「2026年春注目のおすすめメディア化作品」を発表した。調査は2026年4月から6月に放送・公開されるドラマ、アニメ、映画化作品を対象としたもので、1位には『名探偵コナン』が選ばれた。

『名探偵コナン』は2022年春から4年連続でランキング入りし、2年連続で首位を獲得する結果となった。1994年に連載を開始し、テレビアニメ放送開始から30周年を迎える同作は、劇場版シリーズが「春の風物詩」として定着している。2026年4月10日には最新作「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」が公開予定で、シリーズ初登場となる白バイ隊員・萩原千速が物語の中心人物として描かれる点も注目を集めている。ユーザーからは、毎年恒例の楽しみとして映画を心待ちにする声や、今年のフォーカスキャラクターへの期待を語るコメントが多く寄せられた。

3位には『SAKAMOTO DAYS』がランクインした。2020年に連載が始まった同作は、元伝説の殺し屋が家族を守るため再び戦うアクション作品で、2025年のテレビアニメ化を経て人気を拡大してきた。2026年4月29日には、Snow Manの目黒蓮主演による実写映画の公開が控えており、アニメに続くメディア展開への期待が順位を押し上げた。アンケートでは、主人公・坂本の体型変化やスピード感あるアクションをどのように映像化するのかに関心が集まっている。

8位には『黄泉のツガイ』が初ランクインした。『鋼の錬金術師』で知られる荒川弘の新作として2021年に連載が始まった本作は、謎と怪異が交錯するファンタジー作品で、シリーズ累計発行部数は600万部を突破している。2026年4月からは連続2クールでのテレビアニメ放送が予定されており、荒川作品への信頼感とアニメならではの表現力への期待が支持につながった。

ランキング全体を見ると、『転生したらスライムだった件』や『Dr.STONE』、『Re:ゼロから始める異世界生活』といった既存の人気アニメシリーズが上位に並ぶ一方、実写映画化や新規アニメ化作品も存在感を示している。マンガ原作の強さと、メディアミックス展開への関心の高さが浮き彫りとなった。
本調査は、ブックライブ会員1,074名を対象に、2026年3月6日から8日にかけて実施された。BookLiveは今回の結果について、マンガ・読書好きの視点から見た「次に映像で見たい作品」が明確になったとしており、今後も作品との出会いを広げる特集企画を展開していくとしている。