外国人向けの漫画留学プログラム「Global Tokiwaso Project」に参加中のウルグアイ出身のGinが、小学館のWebコミックサービス「サンデーうぇぶり」が主催する2025年6月期「サンデーうぇぶり新人賞」において、最終候補に選ばれた。これは、同プログラムを運営する株式会社DEOWによると、同社から初めての快挙となる。
「サンデーうぇぶり新人賞」は毎月開催される漫画賞で、スピード感のある審査と、受賞者に編集者が必ず担当として付く継続的な制作支援が特徴である。最終候補者には賞金1万円のほか、編集部からの講評および今後の作品制作に向けた指導の機会が提供される。
Ginは現在24歳。ウルグアイから来日し、2024年よりDEOWの提供する「Global Tokiwaso Project」に参加している。講師や現役編集者の助言のもと、これまでに3本の読み切り作品を制作してきた。そして今回、最新作『5分のエース』が評価され、最終候補として選出された。同作品は高校バレーボール部を舞台にしたストーリーで、Gin自身は日本の学校生活を体験していないものの、部活動文化への強い関心を持ち、丁寧なリサーチと描写によって日本の読者にも共感を得られる内容に仕上げた。
Ginは「ついに漫画の賞を受賞できました。まだ信じられません。ナルトやドラゴンボールを読んで育ち、自分の物語を作ることを夢見てきました。今回、日本で有名な漫画雑誌サンデーに認められてとても嬉しいです。Global Tokiwaso ProjectとDEOWのおかげです。これからもデビューを目指して頑張ります」と喜びのコメントを寄せた。


