小説投稿サイト「エブリスタ」を運営する株式会社エブリスタ(東京都港区、代表取締役社長:山下正樹)は、双葉社の女性向けレーベル『KoiYui』『JOUR』と連携し、小説コンテスト「マンガ原作大賞」を開催している。作品の募集期間は2025年5月1日から7月31日まで。

本コンテストでは、女性を主人公とした物語で読者が夢中になれるような作品を募集しており、ジャンルとしては、現代の家庭問題を描く「家庭問題」、働く女性の恋愛模様を描く「現代恋愛」、そして明治・大正・昭和といった近代日本を舞台とした「浪漫作品」が推奨されている。これらに該当しないジャンルでも、漫画原作として魅力があると判断された作品であれば選考対象となる。

応募資格は5万文字以上の小説作品で、完結していなくても応募可能。未完の場合でも、半年以内に完結予定もしくは物語の構想が明確になっている作品が望ましいとされている。受賞作には、双葉社の『KoiYui』または『JOUR』でのコミカライズが検討され、1作品につき10万円(最大50万円)の賞金が授与される。

コンテストの応募締切後、2025年11月に中間発表、2025年12月から2026年1月にかけて最終結果が発表される予定である。詳細や応募方法については、エブリスタ内の特設ページで確認できる。

共催レーベルの『JOUR』は創刊40周年を迎える女性向け月刊マンガ誌で、『マダム・ジョーカー』『セフレの品格』などの多彩な連載作品を展開している。近年では『シジュウカラ』『魔法のリノベ』などの映像化実績もある。電子コミックにも積極的で、『隣の芝くんは見せてくれない』など多数の人気作を生み出している。

一方、『KoiYui』は2013年にスタートした少女・女性向けの電子コミックレーベルで、原作にエブリスタ作品を採用した『liar』や『Perfect Crime』などのドラマ化実績がある。前回開催されたエブリスタとの共同コンテストでは、大賞・佳作の計9作品すべてがコミカライズされ、現在も配信中である。

エブリスタは、恋愛、ファンタジー、ホラー、ミステリー、BL、青春、ノンフィクションなど多様なジャンルの作品が集まる小説創作プラットフォームとして2010年にサービスを開始し、「誰もが輝ける場所」という理念のもと、創作者が自身の物語を広く発信できる場を提供している。

「マンガ原作大賞」は、新たな才能と物語が漫画という形で世に出るチャンスでもあり、漫画原作を目指すクリエイターにとってはまたとない機会となりそうだ。