電子音楽とデジタルアートの祭典「MUTEK.JP」が今年で10周年を迎える。2025年11月20日から23日までの4日間、東京・渋谷の「Spotify O-EAST」と「WWW」を舞台に、国内外の先鋭的なアーティストが集結し、最先端のオーディオビジュアル表現を披露する。
同フェスティバルは2000年にカナダ・モントリオールで始まり、現在は世界7都市に展開。日本では2016年にスタートし、アジアで唯一の開催地として注目を集めてきた。10周年となる今年は「テクノロジーの進化と創造性の共鳴」をテーマに掲げ、革新的かつ実験的なパフォーマンスを通じて音楽と映像表現の新たな可能性を探る。
出演者には、ベルリン拠点のAlva Notoや、グラミー賞ノミネート経験を持つMarie Davidson、日本のバンドGEZAN、実験的リズムアンサンブルgoat、サカナクションの草刈愛美と音楽家kyokaによる特別ユニットなど、多彩な顔ぶれが並ぶ。さらに、Daito ManabeやアートユニットNONOTAKら国際的に評価を得るアーティストも登場し、全20組以上の出演が予定されている。
イベントは令和7年度日本博2.0事業の一環として開催され、特別協賛にはジョニーウォーカーブルーラベルが加わる。また、同期間中には渋谷ヒカリエでカンファレンス「MUTEK.JP Pro Conference」も開かれ、デジタルクリエイティビティや最新テクノロジーをテーマにしたパネルディスカッションやトークが行われる予定だ。
チケットは通し券「パスポート」をはじめ、各日券や深夜帯専用の「ミッドナイトチケット」などが用意されている。通し券は販売期間ごとに価格が変動し、最安のブラインドパスポートはすでに販売中。詳細は公式サイトで確認できる。
MUTEK.JPは、音楽とアートが交差する実験的な場を提供し続けており、10周年を迎える今年は一層の盛り上がりが期待される。



