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株式会社ゲームエイト(東京都渋谷区、代表取締役・沢村俊介)は、生成AIのゲーム分野での活用に関する意識調査をゲームユーザーを対象に実施した。調査は同社と株式会社スパイスマート(東京都渋谷区、代表取締役・久保真澄)の共同で行われ、AI導入に対する期待と懸念の双方が浮き彫りとなった。

結果によると、ゲーム制作・運営における生成AI活用について「やや期待している」(36.10%)と「非常に期待している」(29.76%)を合わせた期待派は全体の約66%に上った。一方、「どちらでもない」は18.54%、「やや懸念している」12.2%、「非常に懸念している」3.41%となり、期待感が優勢ながら慎重な見方も一定数存在している。

期待する項目では「ゲームの品質向上」(43.90%)が最多で、次いで「新しいゲーム体験の創出」(27.32%)、「ゲーム開発の効率化による新作リリース増加」(28.29%)、「最適化されたゲーム体験」(25.85%)が続いた。年代別では、10代・20代は安定した品質や最適化を重視する傾向があり、30代は新しい体験の創出にも強い関心を示した。40代以上は品質向上を重視するものの、全体的に期待度はやや低い。

一方、懸念点では「クリエイターの仕事が奪われる」(33.17%)が最も多く、「著作権・肖像権侵害の問題」(31.22%)や「ゲームの魂や人間性の喪失」(30.73%)も上位に挙がった。AI生成コンテンツの品質低下(22.93%)や不適切コンテンツ生成(21.95%)も懸念されており、倫理面や創作性の維持に対する不安が根強いことがわかる。

本調査の詳細は、ゲームエイトの発表資料およびスパイスマートが提供する『LIVEOPSIS』にて公開されており、日中米のゲーム業界における生成AI導入の実態比較も併せて分析されている。

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