ショートムービープラットフォーム「TikTok」は8月12日、アニメやマンガへのファンの熱量をデータで可視化し表彰する「ファンがアツい、アニメ・マンガ大賞」2025年春クール(4〜6月)の受賞結果を発表した。冬クールに続き、アニメ『薬屋のひとりごと』が放送中アニメ部門と主題歌部門で1位を獲得し、2冠を達成した。
本アワードは2025年5月に始まり、国内外で高まるアニメ・マンガ作品への関心や創作活動を背景に、TikTok内の投稿数やエンゲージメント数・率を総合分析して部門別に表彰する。第2回となる春クールでは、放送中アニメ部門に『薬屋のひとりごと』、連載中マンガ部門に青山剛昌氏の『名探偵コナン』、急上昇部門にアニメ『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』、主題歌部門にMrs. GREEN APPLEの「クスシキ」が選ばれた。「クスシキ」は『薬屋のひとりごと』の主題歌でもあり、作品の2冠に寄与した。
『薬屋のひとりごと』は「TikTok上半期トレンド大賞2025」でも大賞とマンガ・アニメ部門を受賞。メイクや振り付け、アートなど、ファンによる多彩で創意工夫に富んだコンテンツが国内外で拡散され、2025年上半期のTikTok上で圧倒的な存在感を示している。
TikTokが2024年に実施したユーザーアンケートでは、88%が「TikTokで知らなかった作品を見つけた経験がある」、73%が「TikTokがきっかけで作品を見始めた経験がある」と回答。多くは公式投稿ではなくファンによる投稿がきっかけであることも明らかになっており、こうした熱意を数値化して称えることが本アワードの狙いとされる。受賞作品や各部門の詳細なランキングは特設サイトで公開されている。




