ドイツ・ベルリンを拠点とするゲーム開発会社Sandbox Interactiveは、同社が手がけるサンドボックス型MMORPG『アルビオン・オンライン』において、コンテンツクリエイター向けの特別イベント「The Crucible(ザ・クルーシブル)」を7月5日から開始すると発表した。本イベントは8月2日までの4週間にわたり実施され、参加するクリエイターは自身のコミュニティからギルドを結成し、ポイントを競い合う形式となっている。
イベントには約100人のクリエイターが参加予定で、上位20名には総額5万ドルを超える賞品と1万件のTwitchサブスクリプションが贈られる。また、最もポイントを獲得したギルドのクリエイターには、特別報酬として「ガランティンの双剣」が授与される。この双剣は、『アルビオン・オンライン』に登場する武器をモデルに、Man-at-Armsの武器職人によって実際に鍛造された一点物である。
「The Crucible」は、同作の新たなギルドシーズンの開幕と同時に開始される。イベントに関する詳細や参加方法などは、近日中に『アルビオン・オンライン』の公式サイト上で公開される予定である。
また、Sandbox Interactiveは、大型アップデート「アビスの深淵」の内容を紹介する最新の開発者トーク動画も公開した。このアップデートは6月30日に実施される予定で、リニューアルされた新規プレイヤー体験やユーザーインターフェースの改良、さらに2種の新しいクリスタル武器の登場が明らかにされた。これにより、新旧プレイヤーともにより快適かつ戦略的なプレイが可能となる見込みである。
『アルビオン・オンライン』は、中世ファンタジーの世界「アルビオン」を舞台に、戦士や商人、職人など多様な役割で自由に生きることができるサンドボックスMMORPGである。プレイヤー主導の経済と政治、領土争い、ギルド・同盟・派閥のシステムを特徴とし、PvEおよびPvPの選択肢も豊富に用意されている。装備がプレイヤーの役割を定義する「クラスレス」な設計により、自由度の高いキャラクタービルドが可能だ。
本作はWindows、Mac、Linux、iOS、Androidに対応し、クロスプラットフォームでプレイ可能。日本語にも対応しており、国内プレイヤーの参入も容易である。
開発元のSandbox Interactiveは、2012年にベルリンで設立された独立系スタジオで、100名以上のスタッフが在籍している。プレイヤー間の相互作用と創造を中核に据えたゲームデザイン哲学を掲げており、『アルビオン・オンライン』はその理念を具現化したタイトルとして、世界中のMMORPGファンから支持を集めている。