次世代XR(クロスリアリティ)ブランドのVITURE Inc.(本社:米カリフォルニア州、代表取締役:David Jiang)は、同社のXRグラス「VITURE Pro」および「VITURE One」に連携する新アクセサリー2製品を、2025年6月20日(金)より発売すると発表した。対象製品は、XRグラスを単体で映像視聴・ゲームプレイ可能な端末へと進化させる「VITURE Pro ネックバンド」と、ゲーム操作性を高めた「VITURE × 8BitDo Ultimate モバイルゲームコントローラー」。両製品は、公式オンラインストアをはじめ、Amazon、楽天市場、ヨドバシカメラの一部店舗などで取り扱われる。

「VITURE Pro ネックバンド」は、従来モデルの「VITURE One ネックバンド」と比較して、CPU性能7倍、GPU性能40倍、メモリ容量は最大6倍と、あらゆる面でスペックを強化。重量も約20%軽量化され、装着時の負担が軽減された。Android 13を搭載し、最大3画面の同時利用が可能なマルチスクリーン機能や、音声によるAIアシスタント機能(ベータ版)も搭載。カメラによるハンドジェスチャー操作にも対応しており、手をかざすだけで直感的に操作できる。冷却ファンを用いない静音設計を採用し、ファンレスながら快適な動作環境を実現している。

また、ゲーミング機能においても高性能CPUによりPSPlayやMoonlightといったリモートゲーミングアプリでスムーズな映像再生が可能で、最大4時間の連続使用が可能なバッテリーも内蔵されている。販売価格は8GB RAM/128GBモデルが税込44,980円、12GB RAM/256GBモデルが税込59,980円となっている。

一方、「VITURE × 8BitDo Ultimate モバイルゲームコントローラー」は、VITUREとゲームアクセサリーブランド8BitDoが共同開発した、XRグラスに最適化されたコントローラーだ。AndroidスマートフォンとXRグラスをUSB-Cで有線接続することで、ワイヤレスでは実現しにくいゼロ遅延かつ高精度な操作を可能にしている。摩耗に強く高精度なホールエフェクトセンサーを採用し、長期使用でもスティックのブレを抑える設計となっている。

さらに、スマートフォンを本体中央に装着するスタイルにより、携帯性を保ちながら据置型ゲーム機のような操作体験を提供。コントローラー上部に搭載されたUSB-Cポートにより、充電しながらの長時間プレイにも対応する。専用ソフトウェア「8BitDo Ultimate Software V2」によるボタン配置やスティック感度のカスタマイズにも対応しており、XRグラスを使わずに単体のゲームコントローラーとしても利用可能。価格は税込10,980円。

なお、ヨドバシカメラの対象店舗にて「VITURE Pro ネックバンド」を購入したユーザーには、動画配信サービス「U-NEXT」の31日間無料体験と2,000円分のU-NEXTポイントがプレゼントされるキャンペーンも実施される(U-NEXTの新規登録者が対象)。

VITUREは、2021年に米カリフォルニア州で設立され、「モバイルエンターテインメント業界に、真の変革を」をビジョンに掲げるXRスタートアップ。2022年には初代製品「VITURE One」を発表し、翌年にはクラウドファンディングで日本国内最高額となる1.86億円を達成するなど注目を集めてきた。現在はXRを通じた映像視聴やゲーム、モバイルワークの新たな体験を追求し、音声アシスタントやARジェスチャー操作といった次世代インターフェースの開発にも注力している。

VITUREの新製品は、XRによる映像とゲームの体験に革新をもたらし、日常により深く没入する新たなモバイルプラットフォームの実現に一歩近づいた形となる。