2025年9月に初開催される「小金井ビールフェスティバル2025」のPRツールに、総合学院テクノスカレッジの学生によるクリエイティブ作品が採用された。ポスターやうちわといった告知ツールのほか、イベント会場で流れるBGMに至るまで、若い感性が随所に活かされている。
このフェスティバルは、小金井市初のクラフトビール醸造所「中央線ビアワークス」の開業を機に、地域とビール文化の新たな関係を育てることを目的に企画された。主催は株式会社JR中央線コミュニティデザインで、小金井市の後援を受け、9月5日から7日までJR武蔵小金井駅そばのフェスティバルコートで開催される。入場は無料で、多摩地域を中心としたブルワリーのクラフトビールが楽しめる内容となっている。
イベントのPR活動では、東京工学院専門学校と東京エアトラベル・ホテル専門学校を含む総合学院テクノスカレッジの学生が力を発揮した。ポスターのメインビジュアルを担当したのはデザイン科の宮里琉海さんで、「あたたかみ・親しみやすさ」というイベントのコンセプトをもとに、残暑を吹き飛ばす爽快感を寒色ベースの色彩で表現した。武蔵小金井駅や周辺の自然、鳥など地域の象徴をモチーフに盛り込み、小金井らしさが伝わる作品に仕上がっている。
また、会場で流れるBGMはミュージック科の谷本航介さん、谷昇大朗さん、菅野大翔さんの3名が制作を担当。家族連れや幅広い世代が楽しめる雰囲気を意識し、ポップで親しみやすい3つの楽曲を制作した。香ばしいホップやモルトの香りとともに流れる音楽が、ビール片手に過ごすひとときを彩る。
テクノスカレッジは、学生が地域や企業と連携して社会で求められる実践的なスキルを身につける教育を重視している。今回の取り組みもその一環であり、学生の創造力と行動力が実際のイベント運営に活かされる貴重な機会となった。
1959年に創立された同校は、エンタメや観光、工学、情報、スポーツ、教育など多様な分野の専門教育を展開しており、82コースを擁する2校が同一キャンパスで協働学習できる点が特長である。海外提携校との交流や大卒資格取得プログラムも整備されており、学生の成長と進路選択の幅を広げている。
今後もテクノスカレッジは、地域との協働を通じて学生の成長と地域活性化を同時に実現する教育活動を推進していく方針だ。




