droptip株式会社は2026年4月8日、AIをゲーム感覚で活用できるAIエージェント管理・チャットプラットフォーム「AI Workers Guild」を正式にリリースした。
ChatGPTやGeminiなど多様なAIが普及する中で、どのAIを選び、どのように組み合わせればよいのか分からないという利用者の課題を解決することを目的としている。

AI Workers Guildは、RPGの世界観を取り入れた点が最大の特徴である。利用者は「冒険者」としてギルドに参加し、「AI Worker」と呼ばれるAIエージェントを作成する。AI Workerには、コーダーやライター、アナリストといった役割を設定でき、性格や見た目も自由にカスタマイズできる。AIを単なる道具ではなく、共に成長する仲間として扱える設計となっている。
複数のAI Workerを組み合わせて「パーティ」を編成し、連携させて課題に挑める点も特徴だ。順番に処理を引き継ぐ順次実行、同時に作業を進める並列実行、AI同士が意見を交わして最適な答えを導く議論形式など、用途に応じた協力方法が用意されている。一人のAIでは対応が難しい複雑な作業も、役割分担によって効率よく進められるとしている。

操作方法はシンプルで、パーティを組んだ後はチャットで指示を出すだけでよい。市場調査から事業計画書の作成まで、複数の工程を短時間でまとめて実行できるという。ほかの利用者が育成した優秀なAI Workerを、アプリ内通貨であるゴールドを使って雇うことも可能で、柔軟なチーム編成ができる。
ギルド内には依頼形式の「クエスト」機能も用意されている。利用者はクエストを受注し、自身のAIスキルやパーティ構成を生かして課題を解決することで、報酬としてゴールドを獲得できる。毎日のログインや、自分のAI Workerが他の利用者に使われることでもゴールドがたまる仕組みとなっており、利用者同士が関わる経済圏を形成している。

実務への活用を見据え、外部サービスとの連携機能も備える。Model Context Protocolに対応し、専門的な知識がなくてもAPIを通じて外部ツールや社内システムと接続できる。これにより、情報収集や業務の自動化を直感的に行えるとしている。APIキーは利用者自身で管理し、利用料は各提供元と直接精算する仕組みである。
同社は「人生はRPGだ」という考えのもと、日々の仕事や作業を人生のクエストと捉え、楽しみながら効率化できる世界を目指すとしている。AI Workers Guildは、専門家だけでなく、AIに不慣れな人でも自然に高度な活用力を身につけられる入り口となることを狙った新しい取り組みである。