松竹ブロードキャスティング株式会社は24日、映画制作を志す一般向けの新プラットフォーム「松竹 大人の映画塾」を開設した。同社が長年の映画製作で培ってきたノウハウを、初心者からプロ志望者まで幅広い層に提供することを目的としたサービスである。
同プラットフォームは「あなたの『好き』を、かたちにする場所」をコンセプトに掲げ、動画コンテンツによる学習、プロ監督によるワークショップ、参加者同士の交流コミュニティの三本柱で構成する。映画制作の基礎を学びながら実践機会も得られる点が特徴となっている。
サービス開始に合わせて、日向寺太郎監督が指導する短編映画制作ワークショップの募集を開始した。全12回の講座で、プロット開発から撮影、編集、試写までを参加者全員で行い、一作品を完成させる内容である。参加は選考制で定員15名、4月12日まで応募を受け付ける。
今後は橋口亮輔監督による俳優ワークショップも6月に予定されており、募集開始時に詳細を公表するとしている。
学習コンテンツでは、映画『カメラを止めるな!』で日本アカデミー賞優秀撮影賞を受賞した曽根剛監督による動画講座「超・映画制作術」(全10回)の配信を開始した。1回220円で視聴でき、撮影技術や制作の実践的知識を学べる内容となっている。
さらに、映画祭出品作品の無料配信も開始した。サービス開始時には「那須ショートフィルムフェスティバル」出品作の中から受賞作を含む5作品を公開し、以降は毎週水曜日に1本ずつ追加する予定である。
会員同士が交流する掲示板「クリエイターズ サロン」も開設し、制作相談や仲間探し、作品発表の場として活用できるようにした。記事コンテンツとして、ワークショップ情報や講座の紹介なども随時更新する。
松竹ブロードキャスティングの井田寛社長は「第一線で活躍する監督やクリエイターとの信頼関係を背景に、現場のノウハウを広く提供する場として立ち上げた。未来の映画界を担う新たな才能がここから生まれることを期待している」とコメントした。