日本最大級の独立系アートフェア「ART FAIR TOKYO 20」が13日、東京国際フォーラムで開幕する。主催するaTOKYO株式会社(東京都千代田区)は、20回目となる今回は国内外141軒のギャラリーが出展し、会場内外の関連プログラムを大幅に拡充したと発表した。一般公開は15日までの3日間で、12日は招待者向け公開が行われた。
同フェアは2005年の初開催以来、公平な美術品取引の場を提供することを掲げ、日本のアートマーケットを紹介する場として発展してきた。20回目の節目となる今年は、会場プログラムの拡大に加え、三井不動産との連携によるサテライト会場の強化、恵比寿のバー「ホムンクルス」によるオフィシャルバー設置など、来場体験を高める取り組みが進められた。リードメディアパートナーとして日本経済新聞社とGQ JAPANが参画し、J-WAVEが新たにメディアパートナーとして加わった。
会場内ではシグネチャー・アーティストである宮島達男の特別展示を「Encounters」セクションで行う。宮島はLEDのデジタルカウンターを用いた作品で国際的評価を得ており、ヴェネチア・ビエンナーレをはじめとする世界的展覧会で知られるほか、社会的プロジェクトにも積極的に取り組んできた。
公式トークプログラム「Dialogue ASK ART, WHY?」も開催され、社会の現象や人と芸術の関係性をテーマとした議論が行われる。企画はartTunesが担当し、三井不動産が協力する。詳細は専用サイトで公開されている。
また、東京都の新スタートアップ支援拠点「Tokyo Innovation Base」では、関連イベントとして「社会における価値の構造とアート、イノベーション」をテーマにしたトークを14日に実施する。アーティストや起業家、研究者らが参加し、価値創造とアートの役割を議論する。
映像表現に焦点を当てたプログラム「FILMS」のトークセッションは15日、東京ミッドタウン日比谷で開催される。国立映画アーカイブの岡田秀則、編集者・キュレーターの庄野祐輔らが登壇し、映像領域の未来について議論する。イベントは公開収録形式で、満席時には入場制限が生じる場合がある。
フェアは東京国際フォーラム展示ホールEとロビーギャラリーで開催され、会期は13〜15日。13日と14日は11時から19時まで、最終日の15日は17時閉場となる。後援として外務省や文化庁、各国大使館のほか、国内自治体も名を連ね、協賛にはポーラや三井住友信託銀行が参加する。
20回の節目を迎えたアートフェア東京は、国内外の多様なアートを紹介する場として存在感を高めており、会場内外で展開される企画が今年もアートファンの注目を集めそうだ。
