株式会社gumi、スカパーJSAT株式会社、株式会社日立ソリューションズの3社は、ゲームやアニメ、マンガなどの二次創作文化をクリエイターが安心して楽しめる環境を整えるため、「描いて創ろう!公式二次創作グッズ市」を活用した実証実験を2026年2月20日から開始する。 この取り組みは、知的財産の権利元とクリエイター双方の権利を守りながら、創造性を促進する仕組みを検証するものである。
二次創作文化は、コンテンツ業界のファンコミュニティを支える重要な要素である。しかし、著作権許諾手続きの複雑さやライセンス料の不透明さが課題となり、クリエイターの活動を阻害してきた。3社はこれを解決するため、グッズの許諾から製造、販売、ライセンス料分配までを一元管理するプロセスを構築する。イベントでは、対象IPとして「ファントム オブ キル」「ラグナドール」「Chicoa」を限定し、クリエイターが初期費用や在庫リスクなしでイラストをグッズ化して販売できるようにする。
実証では、許諾手続きの定型化による負担軽減と、売上連動のライセンス料支払い仕組みの有効性を確認する。gumiは主催者として権利調整とプロモーションを担い、自社IPも提供する。スカパーJSATは「スカパー!投票」を用いた認知拡大を支援し、日立ソリューションズは全体の企画立案と運営管理を主導する。協力企業にはIP提供の1st PLACEや、グッズ製造販売のアニメイト、イメージ・マジック、GMOペパボが名を連ね、学校法人吉田学園やサーチフィールドなども支援する。
イベントは2月20日から4月19日まで開催され、クリエイターの参加申し込みは3月16日まで受け付ける。権利元の既存ガイドラインを尊重しつつ、イベント特化のルールを追加した運用となる。この実証は通常の創作活動を制限せず、透明性と効率性を高める新たなモデルを確立する狙いである。


