ユーマ株式会社は、テクノロジーと日本の伝統工芸を融合させたアートシリーズ「TechnoByobu」から派生した新作「HAC module(ハック・モジュール)」を発表した。作品は2026年1月30日から東京・虎ノ門のTOKYO NODE GALLERYで開かれる「攻殻機動隊展」で世界初公開され、会場限定で先行販売される。
「HAC module」はレコードジャケットと同じサイズの正方形アートで、「空間に働きかける新世代の工芸作品」をテーマとしている。モジュール構造により単体でも複数の組み合わせでも展示でき、光と角度によって表情を変える箔技術が特徴である。制作には500年以上の歴史をもつ箔押しの技を受け継ぐ歴清社が協力している。
第1弾は『攻殻機動隊』とのコラボレーションで、士郎正宗やWEIRDCOREらが手がけた3種のアートを展開する。「鼓動」「電脳」「模倣」と題された各作品では、原作漫画やゲーム、アニメをもとにしたビジュアルを採用した。販売価格は132,000円(税込)で、真贋判定には日立ハイテクネクサスの「MiWAKERU®」を導入している。
さらに長方形の拡張版「EX」シリーズも登場する。通常版と、購入者の写真を作品に取り入れる特別仕様版「EX2」の2種で、後者は受注制作品となる。価格は通常版55万円、特別版66万円(税込)とし、各8点の限定販売である。
同展では、「TechnoByobu」第2弾作品「TB-02 : The Ghost in the Shell」シリーズも同時に先行販売される。漫画やアニメの象徴的なビジュアルを、洋金箔や錫箔を用いて屏風作品として再構築したものだ。価格は110万円(税込)で、限定エディションとして展開される。
「攻殻機動隊展」は、1989年の原作漫画発表から37年の歴史を振り返る大規模企画である。押井守、神山健治、荒牧伸志ら歴代監督の作品や、2026年に放映予定の新作アニメ関連展示も予定されている。原画や絵コンテを含む1000点以上を公開し、インタラクティブな展示も行う。
ユーマは音楽とアートを融合させるプロジェクトを多数手がけており、「HAC module」はその理念を象徴するものだとしている。技術と工芸、アートが一体となった本作は、デジタル時代における“新しい伝統工芸”の姿を提示する。




