富士フイルム株式会社(本社・東京都港区、後藤禎一社長)は7日、ハイブリッドインスタントカメラ「instax(インスタックス)」シリーズの新機種「instax mini Evo Cinema(ミニ エヴォ シネマ)™」を発表した。発売は1月30日を予定している。
「mini Evo Cinema」は、従来の静止画に加えて動画撮影に対応したのが特徴だ。撮影した最大15秒の動画データをQRコード化し、動画の一場面を静止画にしてチェキプリント™として印刷できる。これにより、動画を“手渡す”という新しい体験を可能にした。QRコードを読み取れば、スマートフォン上で動画の閲覧やダウンロードもできる。
同機には、様々な年代の映像表現を再現する「ジダイヤル™」エフェクトを搭載した。1960年代の8mmフィルムや1970年代のブラウン管テレビを模した質感など、10種類のエフェクトを備え、それぞれ10段階で調整できる。合計100通りの映像表現が可能で、独特のノイズや色調を再現し、まるで過去にタイムスリップしたような雰囲気を演出できるという。
外観は、1965年発売の8mmカメラ「フジカ シングル-8」をイメージした縦持ちスタイルで設計された。クラシックなデザインと指先に心地よい操作感が特徴で、ダイヤルやレバーなどのアナログ操作が撮影の楽しみを高める。ファインダーアタッチメントやグリップも付属し、より安定した撮影を実現した。
専用アプリを使えば、撮影した動画を編集し、最大30秒までの作品を作成できる。テンプレートを追加して映画のようなオープニングやエンディングを加えたり、ポスター風のプリントを作成することもできる。アプリとの連携により、カメラはスマホプリンターとしても利用でき、静止画・動画撮影、プリントの3機能を1台で楽しめる構成だ。
富士フイルムは「撮ったその場でプリントを楽しめるinstax™の魅力をさらに広げたい」としており、「シネマティックに時代を超えよう」というメッセージのもと、SNSなどを通じたグローバル展開を進める。
instax™シリーズは1998年に登場し、“チェキ™”の名称で親しまれてきた。アナログからデジタルまでラインアップを拡充し、現在では世界100か国以上で展開、シリーズ累計販売台数は1億台を超えている。

