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一般社団法人日本プロモーショナル・マーケティング協会(理事長・沼野芳樹)は11日、東京都立産業貿易センター浜松町館で「第54回日本プロモーショナル・マーケティングショー2025」を開幕した。12日までの2日間、国内最大規模のプロモーション関連展示会として開催され、業界表彰制度「JPMアワード」の受賞作品や関連企画が発表された。

会場では、実店舗での販促を対象とする「インストアマーケティング部門」の388作品を展示。最高賞となる経済産業大臣賞には、パナソニックの「冷蔵庫HY2特別展示キット」(出品:美工)が輝いた。カゴメの「カゴメベジチェック什器」(出品:ダイナパック)が審査員特別賞を受賞した。来場者の投票によるオーディエンス賞は12月末までに協会ウェブサイトで発表される予定である。

プロモーション企画の優秀作をたたえる「プロモーションプランニング部門」では、マイナビとTBWA HAKUHODO、博報堂による「座ってイイッスPROJECT」がグランプリ(経済産業省大臣官房 商務・サービス審議官賞)を受賞した。同企画は、レジ係の立ち仕事に疑問を投げかけ、座って働ける環境づくりを促進したもので、1年間で250社以上が導入する成果を上げたと評価された。

今年の「プロモーショントレンドワード2025」は、「ブランドと生活者の共犯デザインの時代〜『応援』から『行動』へ〜」に決定した。協会は、ブランドが消費者と協働で社会的価値を生む流れが強まっていると指摘し、生活者を巻き込む双方向の関係性を今後の鍵と位置づけた。

また、優れたプランナーを顕彰する「JPM The Planner 2025」には、電通プロモーションプラスの菊池雄也氏が選出された。審査員団は、菊池氏の安定した成果と独創的な発想力を高く評価した。菊池氏はコピーライターとして多様なメディアで活動し、日本コカ・コーラや日清シスコなどのプロモーションを手がけてきた経歴を持つ。

日本プロモーショナル・マーケティング協会は1969年設立。教育・研修や資格制度、展示会運営を通して、生活者の購買行動を動かすための実践的マーケティングの発展を目的としている。

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