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ショートムービープラットフォーム「TikTok」は12月5日、今年最も注目を集めたトレンドを表彰する「TikTokトレンド大賞2025」を開催し、大賞にアニメ『呪術廻戦』を選出した。授賞式では俳優・アーティストののんがプレゼンターを務め、会場を盛り上げた。

大賞を受けた『呪術廻戦』は、劇場版の公開や2026年1月から始まる第3期放送を控え、国内外で熱狂的な人気を誇る。TikTokでは名セリフや主題歌を用いた投稿が相次ぎ、関連動画の再生回数は累計67億回を超えた。主人公・虎杖悠仁役の声優、榎木淳弥が登壇し「ファンの創造力こそが作品を広げている」と感謝を述べた。

インパクト・ソング部門賞はアイドルグループ「超ときめき♡宣伝部」の楽曲「超最強」が獲得。ポップなメロディと前向きなメッセージが支持され、総再生回数は26億回に達した。結成10周年を迎えたメンバーは「多くの人に元気を届けられてうれしい」と喜びを語った。

映画『8番出口』がヒット作品部門賞を受賞した。ゲームを題材にした同作は興行収入51億円を突破し、TikTokでの考察動画が話題を呼んだ。デジタルメディア担当の舘野はづき氏は「ユーザーと共に作り上げた盛り上がりがこの映画の魅力だ」と語った。

ハッシュタグ部門賞には「#大人の学び直し」が選ばれた。けんご📚小説紹介が受賞者代表として登壇し、「本を通じて学ぶ喜びを多くの人と共有したい」と語った。学び系コンテンツが注目を集めた一年を象徴する受賞となった。

ヒットアイテム部門賞には、おからを活用したヘルシークッキー「OKARAT」が選ばれた。フードロス削減と健康志向を両立させた姿勢が評価された。工場長は「誠実なものづくりが認められてうれしい」と述べた。

ホットワード部門賞には「平成リバイバル / come again」が輝いた。2000年代カルチャー復興の象徴となり、m-floの名曲「come again」を使った投稿が急増。LISAと☆Takuが登壇し、平成カルチャーの再評価を喜んだ。

TikTokトレンド大賞は、アプリ内データをもとに年間の人気コンテンツを総合的に選出し、2025年のテーマ「このトレンドから、新しいカルチャーがはじまる。」を象徴する存在を表彰した。ショートムービーを軸に、文化や社会の動きを映し出す年末恒例のイベントとして定着している。

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