動画編集ソフト「HitPaw Edimakor」のWindows版4.5.0がリリースされた。開発元のHitPaw Japanによると、今回の大型アップデートではAI機能の刷新を通じて、動画制作のスピードと自由度をさらに高めたという。
目玉となるのは「AIおしゃべり写真」の高度化だ。これまで単一キャラクターのみ対応していたが、最新バージョンでは複数キャラクターの会話映像を生成できるようになった。1枚の静止画から短編ドラマやガイド動画を作成できるなど、AIによる新しい映像表現が広がる。
編集機能も強化された。AIが映像を解析して自動でクリップを分割する「自動カット」や、長尺素材の修正を容易にする検索・置換機能を搭載。さらに複数の素材をひとつのクリップとして扱える「複合クリップ」も新実装され、制作過程を効率化する。
他にも、テーマ別テンプレートやプログレッシブ字幕の追加により、初心者でも最初から構成の見える制作体験を実現。AI画像生成機能には新モデル「Nano Banana Pro」が採用され、最大4K解像度出力と高品質な再現性を両立した。これにより、SNS投稿から商用ポスター制作まで対応範囲が広がった。
音楽分野では「Hailuo Music 2.0」を採用し、多言語・多唱法のボーカル表現を可能にした。最長5分の楽曲生成に対応し、BGM用途を超えた本格的な作品制作を支援する。加えて、不要物除去やAIカットアウトの精度向上により、画像・動画編集の効率も高まった。
さらに、生成した動画をそのままYouTubeへ投稿できる「AIショットメーカー」も搭載した。制作から公開までを一貫して行うワークフローを整え、SNS運用の生産性を高める構成となっている。
HitPaw Japanは、ホリデーシーズンに合わせた期間限定キャンペーンも実施中で、特別価格やAIクレジット特典を提供している。今回のアップデートにより「HitPaw Edimakor」は、初心者でもプロ級の映像制作を可能にするAIツールとして進化を遂げた。


