一般社団法人日本ネーミング協会は12月1日、2025年度の日本ネーミング大賞の授賞式を開催し、優れたネーミングを表彰した。今年で6回目となる本アワードには749件の応募があり、大賞には花王株式会社の「職場のロリエ」が選ばれた。大賞は職場で使いやすいことをイメージさせるネーミングが高く評価された。
食品や飲料部門の優秀賞は大関株式会社の「One CUP」、化粧品部門はアキレス株式会社の「瞬足」、家電・通信部門は西日本旅客鉄道株式会社の「ICOCA」が受賞した。「ICOCA」は関西弁の「行こか?」の語感が人々が一緒に行こうと呼びかける意味を含み、審査委員長の爆笑問題・太田光氏からも高い評価を得ている。また店舗・不動産部門では「ほっかほっか亭」が選ばれた。
このアワードはネーミングの重要性を広く伝え、生活文化の発展と産業の成長に寄与することを目的としている。審査委員長には太田光氏、副審査委員長には黒川伊保子氏が務め、審査はコピーライターや言語学者など28名の専門家が行った。日本国内から世界に通用する競争力のあるネーミングの質向上を目指している。
「日本ネーミング大賞」公式サイト:https://j-naming-award.jp/


