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公益社団法人日本アドバタイザーズ協会デジタルマーケティング研究機構(東京都中央区、代表幹事・中村俊之)は、インターネット分野で顕著な功績を挙げた個人を表彰する「第13回Webグランプリ」の「Web人部門」において、6人の受賞者を発表した。

Web人賞は、デジタルを活用した新しい価値創出や社会的貢献など、ウェブやデジタル領域での先進的な取り組みを行った人物を顕彰するもの。有識者による選考委員会と同機構幹事会の審議を経て決定された。受賞者は次の通り(五十音順)。

株式会社大丸松坂屋百貨店の岡﨑路易氏は、DX推進部部長としてメタバース事業やインフルエンサー事業、VTuber事業などを次々と立ち上げ、伝統的な百貨店の枠を超えたデジタル施策を推進した。アバター販売など事業化にも成功し、売り上げ拡大にも貢献した点が評価された。

認定NPO法人ウィーログの織田友理子氏は、車椅子ユーザーの立場から開発したバリアフリーマップアプリ「WheeLog!」の普及を進め、誰もが使える地図情報の実現に尽力している。行政・地域と連携し、街歩きイベントなどを通じてアクセシビリティ向上の実践に取り組んだ。

一般社団法人企業研究会の鎌田義之氏は、企業ウェブ担当者向けの勉強会「Webマネジメントフォーラム」を創設し、20年以上にわたり数百社の担当者の育成とコミュニティ形成に尽力した功績が評価された。

Figma Japan株式会社の川延浩彰氏は、デザインツール「Figma」を単なる制作ツールから、HTMLやCSSの生成、システム実装までを行えるプロダクト開発基盤へと発展させ、日本のウェブ制作環境に新たな潮流を生み出した。

宮崎県都城市の野見山修一氏は、ふるさと納税の推進役として民間の手法を積極的に採用し、寄附受入額で11年連続全国トップ10に入る仕組みを築いた。地域発のデジタル戦略により、全国の自治体モデルとなった。

株式会社サイバーエージェントおよび株式会社AbemaTVの山田陸氏は、動画配信サービス「ABEMA」で広告とメディアの新しい関係性を模索し、開発から運用まで内製で行う独自の手法を確立した点が高く評価された。

Web人部門は、「人」に焦点を当て、デジタルマーケティングやオンラインコミュニケーションの力を高めた個人の功績をたたえる賞として、2003年に創設された「Webクリエーション・アウォード」を前身に毎年実施されている。

「第13回Webグランプリ」公式サイト:https://award.dmi.jaa.or.jp

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