インターネット関連事業を合意株式会社イーリサ(東京都渋谷区)は、日本発のAI漫画プラットフォーム「MangaNow(マンガナウ)」を正式公開した。 同社は、文章や動画、ウェブページのURLなどを入力するだけでプロ品質の漫画を自動生成できるポイントを強みとして打ち出す。
MangaNowでは、専属AIエージェントが物語構成からコマ割り、描くまでの一連の工程を自動化、漫画制作に必要だった専門スキルやノウハウを不要とした。
解析入力形式はテキスト、ブログ記事、動画URL、PDFなど多岐にわたり、AIが内容を読みやすく伝えやすい漫画に変換する。生成されたキャラクター背景やロゴなどの素材は保存・再利用が可能で、シリーズ展開やブランド世界観を統一したクリエイティブ運用にも対応する。
用途別のテンプレートも13種類用意されており、「情報漫画」「紹介漫画」「広告漫画」「漫画LP」など目的に応じたストーリーと構成を自動生成する仕組みだ。 アートスタイルは手描き風、アニメ調、厚塗り風、ギャグ調など5カテゴリを揃え、構図や雰囲気のカスタム指示にも対応する。
レイアウトは正方形、縦型、横型、4コマ、バナー用など30種類のコマ割りから選択できる。SNS向けの短い作品から縦スクロール型の詳細な解説漫画までをカバーし、独自のコマ割り画像をアップすればオリジナルレイアウトの漫画も生成可能である。
生成後の編集機能も重視し、形状の書き換えや表情のみの再生成、フォント変更、画像差し替えなど細部の調整に対応する。
開発には出版社とマーケティング支援企業の知見を取り入れ、日本語の理解に強い国産AIを採用したという。個人クリエイターの創作活動だけでなく、企業のサービス紹介や導入事例漫画、マニュアルや研修教材、採用・広報コンテンツなど、ビジネスや教育現場での活用も想定されている。
同社は今後、漫画ページを自動で動画化する機能や、キャラクターの口座にAI音声を付与する機能の追加を予定している。
静止画の漫画を「動き」と「声」を備えたコンテンツへ発展させ、漫画・動画・音声を横断的に総合するクリエイティブプラットフォームへの成長を目標に求めます。正式リリースを記念し、2025年12月31日までの契約者を対象に、月額プラン初月半額および年間プラン3カ月分無料のキャンペーンも実施する。
想定される利用シーンとして、個人クリエイターによるオリジナル漫画制作や、note・ブログ記事の漫画化、企業のサービス紹介漫画や導入事例漫画などをはじめとして。 さらに、マニュアルや研修教材、社内ルールの漫画化、採用・コーポレートストーリーの戦略化、YouTubeやオンライン講座内容のダイジェスト漫画化といった堅実な活用を見ている。



