株式会社ボーンデジタル（本社・東京都千代田区、CEO・新和也）は、書籍『CGクリエイターになるためのポートフォリオ実例集 内定を決めたポートフォリオから学ぶ作品づくりと見せ方の秘訣』（著者・佐藤智幸）を2025年12月下旬に発売する。価格は3520円（税込）である。
本書は、大手ゲーム会社から内定を得た21人のCGポートフォリオ実例を紹介する内容で、「キャラクターモデラー」「背景モデラー」「レベルデザイン」の3分野に分類して掲載している。現役クリエイターであり講師でもある著者が、それぞれの作品の制作意図や見せ方のポイントを丁寧に解説している点が特徴である。
佐藤氏によると、今回の実例集はデモリールが必須ではない職種であるモデラーを主な対象としており、ゲームにおけるステージ設計やプレイヤーの体験設計を担うレベルデザインにも焦点を当てている。単なるマップづくりにとどまらず、「プレイヤーがどう感じ、どう行動するか」までを考慮した設計手法を学べる内容になっているという。
著者は映画やドラマのVFXを手がけてきたVFXディレクターで、現在はC&Rクリエイティブアカデミーで後進の指導にもあたっている。自身の経験をもとに、ポートフォリオ制作段階だけでなく、日々のCG制作の初期段階から参考にしてほしいと語っている。
本書は全304ページのB5判オールカラー構成で、学生や若手クリエイターが内定獲得者の実例を通じて「足りないもの」を発見できる一冊となっている。ポートフォリオや作品制作に悩む就職活動中の学生にとって実践的な指針を与える内容である。
