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CGクリエイター向けメディア「CGWORLD」が主催する「第1回CGWORLDノベルズコンテスト」で最優秀賞に選ばれた山田幸彦氏の『龍が泳ぐは星の海』が、株式会社ボーンデジタルから2025年12月下旬に刊行されることが発表された。価格は税込2,200円、全288ページの四六判で、ISBNは978-4-86246-654-9。

本作は、宇宙移民船の事故で家族と夢を失った少年・純一が、禁断の技術〈コクーン・プロジェクト〉によって異形〈ノウム〉へと姿を変え、存在の意味を求めて星々を旅する物語である。過酷な運命と喪失を抱えながらも生き抜こうとする若者たちの姿が描かれる。

収録作品は、表題作「龍が泳ぐは星の海」、その続編「星の海の果てに」、そして人と機械の交流を通して家庭の温もりを描いた「岡田家のテン」の全三篇。壮大な宇宙叙事詩から身近な人間ドラマまで、多彩な世界観が織り込まれた構成となっている。

著者の山田氏は1991年生まれ。大学在学中にライターとして活動を始め、『東映ヒーローMAX』や『このマンガがすごい!』などで記事を執筆。ぺりかん社「なるにはBOOKSシリーズ『ゲーム業界で働く』」などの共著も手がけるなど、多方面で筆を振るう。

同コンテストは、クリエイターの創作活動を支援し、表現の幅を広げることを目的に企画されたものだ。応募作品の中から2作が候補として選ばれ、CGWORLD.jpにて全12回に分けて連載。読者投票を経たうえで、最優秀賞および特別賞が決定した。山田氏の受賞作は、その結果と審査員の評価をもとに書籍化が決定した。

ボーンデジタルは、「業界の新たな才能が紡ぐ物語を多くの読者に届けたい」とコメントしている。

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