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株式会社アスクは、HP社の高性能ワークステーション「HP Z6 G5 A」に、Areca製のPCIe 5.0 x16対応NVMe RAIDカード「ARC-1689-8N」とSamsung「9100 PRO」NVMe SSDを組み合わせたオリジナルカスタムモデルの販売を開始した。従来、RAID技術はディスクの故障対策が主な用途だったが、PCIe 5.0の導入によってストライピング(RAID 0)による大幅なワークフロー高速化が可能となり、より積極的なシステム構築が注目を集めている。アスクの新モデルは、多くのデータ処理を並列して処理できる構成となり、AIや機械学習、ビッグデータ解析だけでなく、8K/12K映像編集やVFX、3Dモデリングといった高負荷な用途にも対応する。

本カスタムモデルのCPUにはAMD Ryzen Threadripper PROシリーズを採用しており、最大96コア192スレッドに対応。64GBのDDR5 ECCメモリをサポートし、膨大な計算量を安定して処理できる。ストレージについては、Gen5 NVMe SSDを最大8台までRAID 0構成で搭載可能で、合計60GB/s超の高速転送を実現している。Samsung 9100 PROは8TB級の大容量と高耐久が特徴であり、大きなデータでも安心して運用できる。さらに、最新ハイエンドGPUの搭載にも対応しているため、グラフィック性能を重視する現場でも活躍するだろう。RAID構成は用途に応じてRAID 0だけでなく、RAID 1やRAID 10も選択でき、柔軟な運用が可能だ。

主な用途は映像編集やVFX、3Dモデリング、AI・機械学習、ビッグデータ解析、設計や解析、科学・金融分野など多岐にわたる。クリエイターはプロキシファイル不要で8K/12K映像をそのまま編集でき、テクスチャや3Dアセットの読み込み速度向上によって制作の効率化と品質の向上を期待できる。設計、解析、科学や金融分野でも大容量データ処理が迅速になり、業務効率向上の効果も大きい。

アスクは取扱製品の多様さと、最先端の海外メーカーとの連携を強みとしている。今回発売のワークステーションにより、クリエイティブや解析の現場から新たな要望にも対応可能となっている。

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