生成AIによる創造の可能性を体験できる展示イベント「AI Street – AI Ignites Creation – in Inter BEE IGNITION x DCEXPO」が、11月19日から21日まで千葉市・幕張メッセで開催される。主催は一般財団法人デジタルコンテンツ協会で、会場は国際展示場展示ホール6である。
AIの進化がコンテンツ制作のあり方を大きく変える中、本イベントではクリエイターやスタートアップ、企業が一堂に会し、AIと人間の協働による新しい表現の形を提示する。展示エリア「AI Street」では、AIと映画、音楽、ゲーム、ファッションなど、多様な分野の融合をテーマとしたデモンストレーションや体験型プログラムが行われる。
注目の企画「SAWNA」では、指定部分を空白のままに画像を生成できる新技術を体験できる。AICU Japanは、オフライン環境でも動画生成が可能な小型AIデバイスを披露し、データの安全な運用を提案する。株式会社answerは、人間工学分野で少量データから人の行動や感性を再現する技術を紹介する。また、広告映像に実在の人物をAIで生成するTYO AIの「JITSUZAI」や、ゲーム開発の効率化を進めるAI Frogの「Exelio」なども出展される。
20日には、音楽やダンスによるAIと身体表現のコラボレーション「Mono」や、声と映像を融合させる新感覚コミュニケーション技術「mouth2mouth」が登場する。AIがリアルタイムに映像を生み出す東北新社の「ZQ」も注目を集めそうだ。最終日の21日には、AIが人相からキャラクターを生成し対話できる「AIモンスター人相占い」や、口真似音声から効果音を合成する京都産業大学の研究成果が披露される。さらに、アパレルブランドTEECHIはAIによるファッション制作の工程を公開し、テクノロジーと文化の融合を表現する。
イベントは入場無料で、公式サイトからの事前登録が必要である。生成AIがもたらす創造の未来を、会場で直接感じることができる貴重な機会となる。
「INTER BEE IGNITION×DCEXPO」公式サイト：https://dcexpo.jp/
