日中のトップクリエイターが一堂に会し、キャラクターIPとアニメビジネスの最前線を語る「ASIA IP CONTEST in TOKYO 2025」授賞式記念シンポジウムが、11月21日に東京・六本木の多元文化会館で開催される。主催は一般社団法人日中動漫遊戯産業連合会(ACG)。
この国際フォーラムでは、アニメやキャラクタービジネスに携わる専門家が集まり、日中両国の業界動向やAI創作の可能性、SNS発キャラクターの展開などをテーマに最新トレンドを共有する。単なる一過性の「バズるIP」ではなく、長く愛される作品の条件を探る場となる。
イベントは二部構成で、第一部が授賞式、第二部が記念シンポジウムとして行われる。シンポジウムでは、キャラクターデザインやマーケティング、アニメ制作の舞台裏など多角的な視点からの議論が予定されている。登壇者には、企業キャラクターデザイナーの浜田絵里子氏、キャラクターディレクターの山吉敏朗氏、アニチャイナ株式会社の遠藤貴司氏、声優の白石稔氏など、日中の著名なクリエイターやプロデューサーが名を連ねる。
また、アニメ監督の顧子易氏によるビデオセッションも配信される予定で、日中共同制作の現場や芸術表現の違いについて分析が行われるという。イベント終了後には懇親会も用意され、業界関係者の交流の機会となる。
会場参加費は1000円、オンライン参加は500円。Peatixを通じて事前申し込みを受け付けている。授賞式は無料で参加可能。
ASIA IP CONTESTは、2023年に始まったクリエイター・学生・企業向けの国際コンテストで、過去2年間で500件を超える応募を集めた。今年で3回目を迎えるテーマは「自然」。



