株式会社ワンダーシェアーソフトウェアは10月26日、動画変換や圧縮、補正、録画を統合したオールインワンソフト「Wondershare UniConverter」の最新バージョン「V17」を発売した。新バージョンでは、AIを活用した映像補正や字幕生成、動画要約など11の主要機能を大幅に強化した。新しいユーザーインターフェースとAIツールタブを採用し、映像制作の全工程をより直感的に操作できるようにしている。
動画変換機能ではAIが最適な出力設定を自動選択し、ProRes変換の速度が従来比で最大2倍に向上した。高音質のハイレゾオーディオ変換やFFV1、AMVなど新しい形式にも対応する。動画圧縮ではAV1コーデックを用いた「品質優先」モードにより、画質を保ちながら最大90%の軽量化を実現した。
AI補正機能は映像の傷や色褪せを自動修復し、古い映像を鮮明に再現する。色付けアルゴリズムも改良され、人物やアニメーション映像の再現性が高まった。録画機能は4Kに対応し、マウスハイライトやAIノイズ除去などを搭載。カメラ映像とのミラーリングや複数音声設定も可能になった。
字幕編集機能ではAI翻訳が多言語音声を自動判別し、自然で読みやすい字幕を生成する。検索や編集ショートカットの操作性も向上した。また、動画の内容をAIが自動で文字起こし・要約する新機能「スマート要約」も加わり、YouTubeやローカル動画の理解を効率化できる。
そのほか、話者分離による文字起こし機能や透かし除去の精度向上も実現した。UniConverter V17は、クリエイティブワークを支える次世代の映像制作ソリューションとして進化を遂げている。
製品はWindowsとMacの両OSに対応しており、価格は公式サイトで案内されている。ワンダーシェアーは今後も「ソフトウェア=知恵」を共有し、人々の生活を便利にする製品開発を続けるとしている。





