Webディレクター年収診断バナーPC

株式会社芙蓉エデュケーションズが運営する「ISCA TOKYO」は、デザイン業務で生成AIを利用する20代から50代のデザイナー305人を対象に、生成AI時代のデザイン業務に関する意識調査を実施した。その結果、生成AIの普及がキャリアに及ぼす影響について、多くのデザイナーが懸念を抱いていることが分かった。

調査では、生成AIの主な活用目的として「アイデア出し」が67.9%、「作業効率化・生産性向上」が66.9%で上位を占めた。一方、45%以上が生成AI活用によってコンセプト設計など上流工程に割く時間が減ったと感じており、約3割強は総労働時間の減少も認識している。さらに6割以上はキャリアにポジティブな影響があると回答したが、最も大きな脅威として「オリジナリティの喪失・デザインの同質化」を挙げる声が48.5%に達した。

今後重要になるスキルについては、「AI活用能力」と「創造力・発想力」が同率54.1%でトップとなり、次いで「ディレクション能力」が51.2%を占めた。生成AIの浸透が進む中で、デザイナーの役割は作業実行からコンセプト設計へシフトし、独自性の確保や創造力の向上が求められていることが浮き彫りとなった。

芙蓉エデュケーションズは英国式アート教育を提供するクリエイティブ・アーツ専門スクール「ISCA TOKYO」を運営し、学生のオリジナリティを最大限引き出す教育に注力している。

eラーニング用バナー