大阪・うめきたの創造文化拠点「グラングリーン大阪 VS.(ヴイエス)」で、関西のクリエイティブ業界を代表する招待制パーティ「Creatism Junction(クリエイティズム・ジャンクション)」が11月29日に開催される。主催は長年クリエイター支援を続けてきた株式会社クリエイティブユニバースで、「#クリエイター祭り」10周年を記念した特別イベントとして企画された。
本イベントは、音楽やアートを鑑賞するだけではなく、業界の垣根を越えて創造力が交差することを目的としている。約500人のクリエイターが集うこの夜は、関西の創造文化を次のステージへ導く出会いと刺激の場となる見込みだ。
会場となる「VS.」は、2024年にうめきた公園の地下に誕生した文化装置で、約1,400平方メートルの空間を誇る。天井高15メートルの展示スタジオなど、多様なイベントを展開できる構造を備え、国内外の文化を結びつけて発信している。
イベントに先立ち、「クリエイティブ交流ツアー」と題したプレイベントも9月から各地で実施されている。東京のアドビオフィスを皮切りに、あべのハルカスやグランフロント大阪などで交流会が行われ、クリエイター同士のネットワークを広げている。また、オンラインでもフリーランスの働き方や地方での創作活動を学べるセミナーが予定されている。
当日は、関西のクリエイティブコミュニティを紹介する「Community Studio」や、展示の裏側に触れる「Teraco」、アプリを活用したリアル交流の実験企画「Prototyping」など、多彩なプログラムが展開される見通しだ。また、VS.のチーフエグゼクティブプロデューサーによる講演や、業界トップクリエイターのトークセッションも予定されている。
クリエイティブプロデューサーの樫本祐輝氏は、「Creatism Junctionは新しい創造への挑戦と、異なる業界が交わる希望の場である」と語る。関西に新たな文化の交差点が誕生することで、未来に向けた創造の力が広がることを目指している。
招待は10月上旬から開始され、主催・関係者による推薦のほか、関連イベント参加者にもチケットが配布される予定である。
開催日時は2025年11月29日17時から21時まで、会場は大阪市北区大深町のグラングリーン大阪うめきた公園ノースパーク「VS.」。関西の創造力が一堂に会し、未来への扉を開く夜になりそうだ。



