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株式会社アドウェイズ(本社・東京都新宿区、代表取締役社長・山田翔)は、ゲーム分野における専門的なクリエイティブ制作を担う新組織「1UP WORKS(ワンアップ ワークス)」を立ち上げた。長年のゲームマーケティングの知見と、ゲームに理解の深いクリエイターを融合させ、広告効果を最大化する体制を構築した。

国内ゲーム市場は成熟期を迎えつつも、ユーザー層の拡大を背景に成長が続いている。一方で顧客獲得単価(CPA)の上昇が課題となり、顧客生涯価値(LTV)の向上を重視する動きが強まっている。単純な広告運用だけで成果を上げることが難しくなる中、ユーザーの心に届く質の高いクリエイティブの必要性は増している。しかし制作現場では、ゲームに関する深い知識とデータが分断されている場合も多く、広告効果を最大化する妨げとなっていた。

「1UP WORKS」では、アドウェイズが手がけてきた延べ300本以上のゲームタイトル支援や、年間約13万本に及ぶクリエイティブ制作の実績を基盤に、データ分析と専門的な表現力を両立させる。これにより戦略的かつ成果に直結する広告表現を可能にし、広告主の事業成長を後押しする。

新組織の特徴は三点にまとめられる。第一に、豊富な制作実績に基づくデータ分析によりターゲットに響く表現を導く点。第二に、クリエイター自身がゲーマーであることから、世界観やキャラクターの魅力を損なわずに作品を表現できる点。第三に、静止画や動画広告のみならず、公式サイトやアプリストア素材、屋外広告まで幅広いコンテンツを制作できる体制を整えている点である。

アドウェイズは今後も「1UP WORKS」を通じ、ゲームの魅力を正しく伝えるクリエイティブを探求し、パブリッシャーの事業拡大に貢献するとしている。さらにグループ全体では「人儲け」を掲げ、国内外で新たな広告表現とユーザー体験の実現を目指す方針だ。

この発表は、変革期を迎えるゲーム市場において、データと専門性を掛け合わせた新しい広告クリエイティブの在り方を示す試みといえる。

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