株式会社マガジンハウスは創立80周年を記念し、2025年10月10日から25日まで、東京・銀座のGinza Sony Parkで特別イベント「マガジンハウス博 “銀座から世界へ”」を開催する。
同社は1945年の創立以来、『平凡』『anan』『POPEYE』『BRUTUS』『Casa BRUTUS』『クロワッサン』『Tarzan』『Hanako』『&Premium』など数多くの雑誌を刊行し、ファッションやカルチャーをはじめ多様な分野で時代をリードしてきた。今回の80周年を機に、これまでの読者への感謝を伝えるとともに、未来に向けた文化発信の新たな一歩を踏み出す場とする。
イベントはコンセプトを“銀座から世界へ”と掲げ、マガジンハウスの歴史を象徴する表紙展や、人気誌をテーマにした展示空間、体験型プログラムを展開する。地下2階では「マガジンハウスのA to Z」と題し、創業から現在までの歩みや未来への展望をキーワードごとに紹介する。地下から屋上にかけては『平凡』や『POPEYE』など歴代表紙が並ぶギャラリーが設けられ、雑誌文化の変遷を一望できる。
B1階の「マガジンハウスショップ」では雑誌の関連グッズや限定スイーツを販売し、1階では『POPEYE』や『BRUTUS』『anan』による特別企画が催される。3階には「Casa BRUTUS特別展示」として、現代美術家・村上隆と建築スタートアップVUILDが手掛ける「村上ハウス」が登場する。有料の企画展だが、デジタル技術を駆使した独自の空間が体験できる貴重な機会となる。4階には特設配信ステージが設けられ、著名人によるトークイベントや実験ショーが行われる予定である。
会場のGinza Sony Parkは「都会の中の公園」を掲げ、街とつながる開放的な空間として親しまれてきた。同館の特徴を活かした展示により、雑誌文化を通じた新しいカルチャー発信が期待される。
イベントは入場無料で、一部有料プログラムを除き誰でも参加可能である。開催時間は平日が12時から20時、土日祝日が11時から19時までで、10月15日は休園日となる。詳細は特設サイト「magazinehouse80th.jp」で随時更新される。


