パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社は、4Kマルチパーパスカメラ「AK-UBX100」を2025年度第3四半期に発売すると発表した。同製品は、2024年に発売された4Kスタジオカメラ「AK-UCX100」と同一プラットフォームを採用し、2/3バヨネットレンズマウントに対応するボックススタイルの新型カメラである。
また、同社は世界で初めてスタジオカメラにオートフォーカス機能を搭載すると明らかにした。この機能はまず既存の「AK-UCX100」に対して2025年12月にファームウェアアップデートで提供予定であり、その後「AK-UBX100」にも2026年度第1四半期に対応する見込みだ。
映像制作の現場では近年、LEDウォールやプロジェクション、先進的なライティング技術を使った表現が拡大している。同時に高品質なライブ配信や複数出力への対応が求められる一方、撮影スキルに左右されず安定した映像を実現するニーズも増えている。パナソニックはこうした要請に応えるため、プロが撮影に集中できる環境を整え、創造的な作業時間を確保する技術革新を進めている。
今回の新機種と機能拡張を通じて、表現の幅を広げたい映像クリエイターに対し、より自由で正確な撮影環境を提供するとしている。


