2025年最新のフリーランス・副業の「フロントエンドエンジニア案件の調査レポート」が発表された。本レポートは、約5,500件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件(一部抜粋)から作成している。
調査対象
SOKUDANに掲載された求人案件(一部抜粋)の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。
・対象期間
2019年7月1月ー2024年12月31日
・対象案件数
5,524件 ※一部抜粋
出典:SOKUDAN Magazine https://magazine.sokudan.work/
フロントエンドエンジニア案件の平均年収
平均年収784万円(エンジニア職種別 年収ランキング6位)

フロントエンドエンジニア案件の平均年収は784万円で、エンジニア職種別ランキングでは6位にランクインしている。企業のデジタル戦略を支える専門性が市場で高く評価されており、単なる「画面作り」から「ビジネス価値を生み出す重要な役割」へと変化してきている。ユーザーとの接点を担う専門職として企業からの需要が急速に高まっている状況が、年収水準に反映されているといえるだろう。
フロントエンドエンジニア案件の稼働日数

週4~5日が56.4%と過半数を占める一方で、週2~3日も41.8%と高い割合を示している。柔軟な働き方を実現しやすい職種であることを表しており、フルタイムでがっつり稼ぎたい人から、副業や他の活動と両立させたい人まで、多様なニーズに対応できる案件が豊富にあることがわかる。リモートワークとの親和性が高く、成果物で評価されやすいフロントエンド開発の特性が、こうした働き方の選択肢の広さにつながっているといえるだろう。
フロントエンドエンジニア案件のリモート可否

フルリモートが71.1%、一部リモート可が23.0%と、合計94.1%の案件でリモートワークが可能となっている。これは他の職種と比べても非常に高い水準で、フロントエンド開発が成果物で評価されやすく、場所に依存しない業務特性を持っていることを示している。都市部に住んでいなくても高単価案件にアクセスでき、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を実現できるのは、フロントエンドエンジニアの大きな魅力といえるでしょう。リモート不可はわずか5.9%に留まっており、選択肢の幅広さも際立っている。
フロントエンドエンジニア案件の多い業界
その他IT関連: 7.29%
Web制作: 12.42%
その他人材サービス: 10.03%
SaaS: 8.17%
AI(人工知能): 4.19%
Web制作が12.42%で最も多く、その他人材サービスが10.03%、SaaSが8.17%と続いており、業界の多様性が目立っている。特に人材サービス業界での需要の高さは、採用サイトやマッチングプラットフォームにおけるユーザー体験の重要性が高まっていることを反映している。SaaS業界でも顧客との接点となるインターフェースの品質が競争力に直結するため、フロントエンドエンジニアへのニーズが強いといえるでしょう。AI分野はまだ4.19%ですが、今後ユーザー向けAIサービスが普及すれば需要拡大が期待される分野。
フロントエンドエンジニア案件で使われる言語
Javascript: 85.71%
React: 12.24%
Typescript: 2.04%
CSS: 5.22%
HTML: 4.95%
JavaScriptが85.71%と圧倒的です。多くの案件でJavaScript開発が中心になっているので、最新のフレームワークが注目されがちだが、実際の現場では標準的なJavaScriptスキルがあれば大半の案件に対応できるとも言える。流行りの技術を追いかけていくことも大事ですが、JavaScriptをしっかり身につけて基礎を押さえておくことが案件獲得の基盤になるといえるだろう。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000182.000045678.html



