埼玉県幸手市は株式会社Sai(本社・大阪市、代表取締役・片野正也)と連携し、AIを活用して地域の魅力を発信する「AIクリエイティブコンテスト in 幸手市」を開催する。市民の視点でまちの価値を再発見し、地域愛を高めることを目的とした新しい取り組みである。
コンテストでは「幸手らしさ」や「幸手市の魅力」をテーマに、AIで生成された画像や動画作品を募集する。応募作品は10月26日に行われる「第30回 幸手市民まつり」で展示され、来場者による投票で審査が行われる。募集期間は9月8日から30日まで。
企画と運営はSaiが全面的に支援する。同社が提供するオンラインプラットフォーム「Sai design arena」を活用し、企画立案から作品募集、審査、結果発表までを自動化。自治体が簡便にAIを活用した市民参加型イベントを実施できる仕組みを整える。
背景には、自治体でのAI導入が進む中、単なる業務効率化を超えた“市民参加型のAI活用”への関心が高まっていることがある。幸手市とSaiは今回の取り組みを通じて、新たな地域プロモーションモデルを提示し、今後の他自治体への展開も見据えている。
主催は幸手市、企画運営支援はSai、協力はTSUYUDAKU LABが務める。市民とAIがともに地域の魅力を創り出す新しい試みとして注目される。



