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資生堂ギャラリーは、2025年8月26日から開催される展覧会「髙田安規子・政子 Perspectives この世界の捉え方」の関連企画として、特別トークセッション「Art Meets Science / Science Meets Art」を9月12日に実施する。このセッションでは、展覧会の出展作家であるアーティストの髙田安規子氏・政子氏と、資生堂みらい開発研究所の主任研究員であり心理学・神経科学を専門とする岡﨑俊太郎氏が登壇し、「観る」という行為をめぐるアートとサイエンスの視点が交差する対話が繰り広げられる。

髙田氏と政子氏は一卵性双子のアーティストユニットとして活動しており、日常的な素材を用いて空間や時間の「スケール(尺度)」をテーマとした作品を数多く発表している。彼女たちの作品は、数学的・物理学的発想を背景にしながら、細やかな手作業と緻密な構成力によって生み出されている。加えて、綿密なリサーチに基づいた展示も高く評価されており、アートとサイエンスの融合による独自の表現が注目を集めている。

一方、岡﨑氏は国立研究機関や大学で20年以上にわたり研究を重ねてきた実績を持ち、資生堂入社後は脳科学と心理学の知見をもとに、感性や心の動きに働きかける研究に取り組んでいる。近年では「AWE体験」と呼ばれる感動や畏敬の念を喚起する体験に着目し、“見るだけで美しくなれる”映像開発を主導しており、その成果は2025年1月にリニューアルオープンしたShiseido Beauty Parkでも公開されている。

今回のトークセッションでは、髙田氏・政子氏がアートの視点から、岡﨑氏がサイエンスの視点から、「観る」という行為が心や身体にどのような影響を与えるのか、また展覧会の主題でもある「個と全体」の捉え方について議論を交わす。作品鑑賞の理解を深めるだけでなく、ものづくりや創造的な仕事に携わる人々にとって、新たな感性や着想の刺激となる時間になることが期待される。

トークセッションは2025年9月12日(金)17時から18時30分まで、資生堂銀座ビル7階のインスピレーションホールにて開催される。定員は40名で、Peatixによる事前申し込みが必要となる。参加費は無料。展覧会「髙田安規子・政子 Perspectives この世界の捉え方」は、2025年8月26日から12月7日まで資生堂ギャラリーにて開催されており、入場は無料である。

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